韓国軍と政府関係者によると、北朝鮮軍は10日、南北境界線(NLL)に近い韓国・延坪島(ヨンピョンド)付近の黄海に砲撃し、韓国軍が対応射撃を行った。複数の韓国メディアが伝えた。

 軍関係者によると、北朝鮮軍は延坪島近海の海上に3発砲撃し、うち1発がNLL近海に落ちた。これにより、韓国軍も3発砲撃したという。

 韓国メディアによると、インターネット上には北朝鮮軍による砲撃の知らせを受け、「北朝鮮がまた延坪島を狙った」「延坪島は北朝鮮の訓練場ではない」などと激怒するコメントが集まった。また日本と竹島(韓国名・独島)の領有権をめぐり葛藤が続いていることから、「日本は独島、北朝鮮は延坪島。株価は下がるし天気は暑い。残酷な8月だ」といったコメントも見られたという。

 延坪島では2010年11月、北朝鮮軍が50発あまりを砲撃し、韓国の海兵隊員と民間人の死傷者が出ている。哨戒艦沈没事件と延坪島砲撃事件により、南北関係は緊張状態が続いている。(編集担当:新川悠)