放送開始から58年、2011年7月24日にアナログ放送が終了し、テレビはひとつの時代を終えた。シリーズ「あの頃のテレビはすごかった」――ここではテレビを賑わせた“高視聴率男”たちの勝負を振り返ろう。

 世界中が注目した異種格闘技戦といえば、昭和51年のアントニオ猪木とモハメド・アリの対決だ。昭和20年代後半から始まったプロレス中継は、昭和40〜50年にかけて最盛期を迎える。

 テレビ朝日では、アントニオ猪木率いる新日本プロレスを中継、古舘伊知郎の「マシンガン実況」が名物となり、高視聴率を獲得。また、テレビの前で手に汗握ったマッチメイクといえば、ボクシングの世界ヘビー級王者だったモハメド・アリとアントニオ猪木の一戦。日本国内で38.8%という高視聴率をマークし、アメリカ、イギリス、カナダなど世界に向けて放送された。

 元号が変わって、平成21年。傍若無人な態度ながら強さは折り紙つきという亀田三兄弟をテレビ局が持て囃し、世間の注目を浴びていた。三兄弟の長男・興毅と内藤大助とのタイトル戦は瞬間最高視聴率51.2%を記録。父親の史郎氏もワイドショーに出演しては子育て論など持論を展開、ボクシング以外でもテレビを賑わせた。

※週刊ポスト2011年8月19・26日号