イタリアサッカー協会(FIGC)の規律委員会は9日、6月に発覚した不法賭博・八百長スキャンダルに関して、第1審の判決を下した。ステーファノ・パラッツィ検察官の求刑にほぼ合わせる形となったが、同検察官が7ポイントの減点処分を求めたアタランタについては、6ポイントの減点処分となっている。

一方、アタランタMFクリスティアーノ・ドーニには3年6カ月の出場停止、チームメートのMFトーマス・マンフレディーニは3年間の出場停止と、こちらは検察官の求刑どおりとなった。また、元イタリア代表FWジュゼッペ・シニョーリ氏をはじめ、今回のスキャンダルで“主役”となったほかの人物たち(アントニオ・ベッラヴィスタ、マルコ・パオローニ、ジョルジョ・ブッフォーネ、マッシモ・エロディアーニ、カルロ・ジェルヴァゾーニ、ヴィンチェツォ・ソンメーゼ)には、5年間の活動停止と除籍勧告処分が下されている。

レーガ・プロ(3部)では、各クラブがもっと良い結果を期待していたかもしれない。アレッサンドリアとラヴェンナが降格処分となり、ベネヴェントは14ポイントの減点要求から9ポイントの減点処分に。クレモネーゼは6ポイントの減点、ピアチェンツァは4ポイントの減点処分を科されている。