10日の国際親善試合でイタリア代表と対戦するスペイン代表。MFアンドレス・イニエスタには、特別な想いがあるだろう。2年前、コヴェルチャーノで、イニエスタの親友だった元エスパニョール主将ダニ・ハルケさんが亡くなった。イニエスタは「彼のことを思い出すのに、命日である必要はない。毎日、僕は彼のことを思うんだ」と話している。

イタリア戦を終えてからは、日曜に2011年に入って5度目の、その3日後に6度目のレアル・マドリー戦がある。スペイン・スーパーカップだ。レアルに比べ、バルサはやや準備不足のようだが、イニエスタは「日程は決まっているんだ。負けたとしても、警鐘が鳴らされるわけではない。でも、僕らは勝つために(ファーストレグが行なわれる)サンチャゴ・ベルナベウへ向かうよ」と語った。

レアルとバルサは世界ツアーをしており、さらにスーパーカップを控える中で、今回のイタリア代表との国際親善試合がある。イニエスタは「まだシーズンが始まるところだけど、イタリアとの試合で常にプラスのモチベーションを感じるのは事実だ。世界最高の代表の一つだし、常に出場したいと思う試合だね」と話した。

また、皮肉も込めて、イタリアがカテナッチョで守備を固めると思うかと聞かれると、イニエスタは「激しい試合になると思っている。イタリア戦が常にそうであるようにね。彼らのホームだから、今回はなおさらだろう」と答えている。

なお、スペイン代表はDFセルヒオ・ラモスに続き、MFシャビも戦列を離脱した。同選手は右ヒラメ筋を痛め、バルセロナへと戻っている。S・ラモスもシャビもスペイン・スーパーカップへの出場が微妙。S・ラモスの代役にはマラガSDナチョ・モンレアルが招集されたが、シャビの代わりは呼ばれていない。