秋葉原に本格的執事ラウンジが出現!「Refleurir」先行体験レポート
先日ニュースにてお伝えした、秋葉原初の執事喫茶である「Refleurir(ルフルリール)」。
2011年8月9日(火)のオープンに先駆けて、プレオープンにご招待いただいた。
執事ラウンジ「Refleurir」は、男性の執事が本格的なサービスを行う執事喫茶。
秋葉原では女性による男装喫茶などはあるが、本格的な男性執事が給仕する場所は初めてとなる。
秋葉原のメインストリートである中央通りより奥へいった大通りである平橋通り沿いのビルに、6階、7階と2フロア構える「Refleurir」。
エレベーターで受付のある7階へと足を運ぶと、7階か6階か案内を受ける。
7階ロビーラウンジは、バーカウンターやテーブル席など22席を用意しており、はじめての方にお勧めのカジュアルな雰囲気のフロア。
6階メインラウンジは、テーブル席を16席用意しており、本格的なサービスを受けることができるフロア。6階のみの軽食やデザートプレートもあり、少しだけ来館料が高くなっている。
磨りガラスが嵌まった重厚な木製のドアを開けると、執事が「おかえりなさいませ、お嬢様」と迎えてくれた。
執事のお仕着せには2パターンあり、本格的な執事のお仕着せともいえるスワローテイル(燕尾服)と、動きやすさを重視したベストがある。
どちらも胸などには「Refleurir」の刺繍がされており、デザインとしてもただ本物のスワローテイルというわけではなく、布地や色をところどころ変えたり、タイを変更したりなど、オリジナリティを出している。
席へは、担当のフットマンが案内してくれた。
テーブルはクラシカルで重厚な木製で、飴色のニスが艶やかで美しい本格仕様。
コットンの白いナプキンがあらかじめセットされており、水を入れるゴブレット、シルバーレスト、ナイフ、フォークがセットされる。
シルバーセッティングは簡易であるものの、全体的に本格的なセッティングだ。
ナイフ、フォークなどのシルバー類には、「Refleurir」のロゴが刻印されており、かなりのコダワリが感じられる。
ちなみに店名である「Refleurir(ルフルリール」は、”再び花が咲く”という意味で、またお越しいただいたお客様に笑顔の花が咲くように、そんな願いを込めつけられたそう。
名前に関連して、”花”にまつわるものも数多くあるので、そちらも注目だ。
さらにメニューも金の箔押しでロゴが入っており、こちらも素晴らしい作りとなっている。
メニューには、館内の説明と、プレオープン用のメニューが記されている。
本オープンの際には、紅茶の種類がなんと50種程度と、メニューもかなりのボリュームとなるそうだ。
紅茶はフランスやイギリスのものはもちろん、中国の紅茶や黒茶、青茶、ルイボスなどのノンカフェイン、フォションやマリアージュ・フレールなどのブランドティー、ハーブティなど様々な種類がそろう。
もちろんオレンジジュースなどのソフトドリンクも用意。
他に増える予定は?との質問に、「お嬢様からのご要望が多ければ。ご希望に応えるのが私たち執事の務めですから」とさらっと答えてくれた。
また、現在は紅茶とソフトドリンクがメインだが、アルコール系も検討しているとのこと。
近いうちに7階のバーラウンジでカクテルなどが楽しめるようになるかもしれない。
今回は、伝統的なスタイルのアフタヌーンティーセットであり、店名がメニュー名ともなっている「ルフルリール」をセレクト。
せっかくなのでおすすめの紅茶をリコメンドしてもらい、「ダージリン・セカンドフラッシュ」をホットでいただくことに。
もちろん担当フットマンが給仕してくれる。
今回いただいた紅茶は、夏らしいターコイズが涼しげな、ウェッジウッドの「フロレンティーン ターコイズ」のティーカップに注いでくれた。
このように、テーブルウェアにもこだわっており、他にも様々なブランドのテーブルウェアを用意している。
もちろん、誰でもそれらを楽しむことができる。
中には、フロアにあるショウケースに飾られているものもあり、指定することもできるとのこと。
今回は、ロイヤルアルバートの「フラワーオブザマンス」がケースとともに飾られており、見せてもらった。
こちらは月ごとの花をモチーフとしたティーカップで、店名との共通点により用意されたとのこと。
自分の誕生月のカップでお願いするのも楽しいかもしれない。
アフタヌーンティーセット「ルフルリール」は、ケーキスタンドに3枚のプレートがセットされており、下段にはサンドイッチ、中段にはプリザーブとクロテッドクリームが添えられたスコーン、上段にはケーキやタルトが数種類盛り合わされている。
本来は下段から上段へと順にいただくところだが、もちろん好きなプレートをフットマンに給仕してもらうことができる。
私はやや変則的だがスコーンからいただいた。
スコーンは温かく、しっとりとしたもので、とても上品で食べやすい。
甘みもほんのりとした甘さで、添えられたプリザーブやクロテッドクリームで好みの味に調整ができる。
ケーキは時期によって変わるようで、今回はチーズケーキ、ブルーベリーのタルト、プティングの組み合わせ。
店名の通り、こちらにはエディブルフラワーが飾られており、より華やかなものとなっている。
ソースのデコレーションといい、女性には嬉しいかわいらしいデザイン。
サンドイッチはクラッシュエッグとノルウェーサーモンのサンドイッチがふた切れづつ用意されており、こちらもさっぱりとしたクラッシュエッグと、コクのあるノルウェーサーモンがいいコントラストとなっている。
食事メニューはすべて飲物とセットとなっているので、気軽に頼むことができるだろう。
今回、取材用にもう一つ食事を用意していただくことに。
このお店のオススメである、ワッフルプレートだ。
焼きたての自家製リエージュ風ワッフルにフルーツやソースを添えたもの。
なんと、お店で焼き立てのものを用意してくれる。
今回は4種のベリーとバニラアイスを添えた「ローテ・ローゼ」。
これこそ女子が好きなものを集めた!という感じである。
こちらにもフルーツに合わせた赤いエディブルフラワーが飾られている。
味もさすが焼き立て、ふんわりと香ばしいよい香りと、フルーツやソース、アイスに合わせて丁度よいように甘さを押さえてあり、甘みが苦手な人にもお勧めできる。
ワッフルシュガーの食感もよく、とても美味しかった。
ちなみにこれだけのメニューがあると、覚えるのも大変だと思うが、ちゃんとメニューをいただいて自分が感じたことを言葉にして説明できるように指導しているとのこと。
今回取材なので、店長にいろいろお話をうかがった。
こういったアミューズメントカフェという形態で、かつ秋葉原というサブカルチャーの発信地なので、スタッフらもオタク系の方が多いのかを聞いてみると、もちろんそういった方もいるが、いろいろなタイプの方がいるそうだ。
たまたま今回給仕してくれたメンバーに聞いてみると、アニメ好き、漫画好きから、音楽、お笑いなど様々。
性格もそれぞれ見事に違うらしく、そのあたりもお店で実際に話しかけてみてくださいとのこと。
ローテーションになるので誰がいるかシフトは公開されないが、26人もの執事たちがいるそうなので、その時々でおもしろい出会いがあるのではないだろうか。
また、基本は予約なしで入館することができるが、5名以上などの大人数の場合は、電話で予約をするとよいとのこと。
カウンター席などもあるので、1人からでも気軽におじゃますることができるのではないだろうか。
来館すると、ひとりひとりカードが作られ、それに書かれた名前で「○○お嬢様」「○○旦那様」等好きな呼び方で読んでもらえる。
ちなみに執事らの名前は特に書かれていないが、尋ねれば答えてくれる。「執事なので呼び捨てにしてください」とのこと。きっちり使用人テイストだ。
夏と言えばオタク諸君にはコミックマーケットという祭典があるが、コミケで来られる方々にも配慮がされており、きっちりクロークが用意されているので大きな荷物にも対応できる。
これからのお店なので、来館するお嬢様、旦那様方の要望であったり、行動によってメニューや営業形態なども成長していくとのこと。
まだまだ新人のフットマンもいるようだが、かなり本格的な給仕ができるよう指導しているところだそうなので、そのあたりの雰囲気を楽しめるのではないかと思う。
雰囲気とサービス、上質なメニューを楽しむことができるお店は秋葉原には数少ないので、これからがとても楽しみである。
■店舗概要
名称:執事ラウンジ Refleurir 〜ルフルリール〜
住所:東京都千代田区外神田3−1−1 7F
JR「秋葉原駅」より徒歩5分
東京メトロ銀座線「末広町駅」より徒歩5分
「神田明神下」交差点角
電話番号:03-6206-9979
営業時間:
平日…12:00〜20:00
土日祝…11:00〜20:00
不定休
公式サイト:http://refleurir.com/
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