いしたにまさきさん

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ITビジネス本のベストセラー著者であり、人気ブログをそれぞれ運営されている、「みたいもん!」のいしたにまさきさん(左写真)と「ネタフル」のコグレマサトさん。お2人がライブドアの位置情報サービス「ロケタッチ」(自分の行った場所を記録し、Twitterなどを経由して友達と共有できるサービス)を愛用されていると聞き、位置情報サービスの醍醐味や、今後期待することについて伺いました。

お2人を取材した場所は居酒屋「和民」。こちらでは現在、ロケタッチの「サントリーハイボール写真つきタッチキャンペーン」を行っています。居酒屋で注文したサントリーのハイボールの写真と共に、ロケタッチで「和民」にタッチ(自分がそこにいることを記録)すると、抽選でプレゼントが当たるキャンペーンです。お2人にもこのキャンペーンを試して頂きながらお話を伺いました。

サントリーハイボール写真つきタッチキャンペーン



――位置情報サービスを現在どのように楽しまれていますか?

いしたに:たまに「foursquare」を使うこともありますが、主には「ロケタッチ」を使っていますね。ロケタッチでは、シール(タッチする条件によってもらえる様々なデザインのマーク)は94枚持っていますね。「びわこ」「ねぶた」「お伊勢さん」など、旅先でしか得られないシールをもらうと嬉しいです。旅の思い出にもなりますからね。

あと、美術館などに何回か行くともらえる「あふれる教養」シールも好きですね。これを取った時は、ブログパーツで誇らしげに見せていましたよ。ブログパーツには最後に取ったシールが表示されるので、更新されるのが嫌でしばらくタッチしなかったぐらいです(笑)

コグレ:私も仙台へ行った時に、新幹線に乗りながらタッチしたら「銀河鉄道シール」が出てきてちょっと感動しましたね。七夕の日にタッチすると出る「七夕シール」のような季節物もいいですよね。一時期サルみたいにタッチしていて、611枚シールを持っています。シールを見返して旅先やイベントを思い出すこともありますよ。

いしたに:思い出の写真アルバムならぬ、位置アルバムとでも呼ぶような、位置を記録していくことで思い返しやすくなるのは位置情報サービスならではの楽しさですよね。あと、パーキングエリアで何度かタッチしていたら「ドライブライフ」というシールを貰ったんですが、こういった自分の行動の傾向までシールが出てきてわかるのはいいですね。


――foursquareとロケタッチはどのように使い分けられていますか?

いしたに:ロケタッチより先にfoursquareをやっていた名残で、未だに特定の店のリーダーを取り合っているだけで、今では主に「ロケタッチ」をしています。foursquareは飲食店の情報が少ないんですよね。位置情報サービスはローカライズが肝かなと思います。

コグレ:私はfoursquareを触っていませんね。ロケタッチだけです。


――ロケタッチのキャンペーン企画には参加されていますか?

コグレ:以前やっていた、ローソンの店舗を回って50種類の「からあげクン」シールを集めるキャンペーンは熱心にやっていましたね。スタンプラリーってついやっちゃうんですよね。

いしたに:みんなスタンプラリー好きだよね。ポケモンとか毎年やっているもんね。

コグレ:ポケモンは毎年行っていますよ(笑)。リアルにスタンプ押すのもいいけど、ロケタッチ上でポケモンラリーをやっても別にいいんじゃないかなって思いますけどね。

いしたに:キャンペーンは、すごくハードルをあげるか、逆にすごくハードルを下げるのかに分かれますよね。今回試させてもらったハイボールのキャンペーンでは、1店舗でハイボールの写真を撮ってタッチするだけで景品が抽選で当たるし簡単ですね。

コグレ:確かにこのキャンペーンは参加しやすいのでやろうと思いますね。

いしたに:一方、ハードルを上げるほうでは、キャンペーンじゃないけど、例えば恋愛シュミレーションゲーム「ラブプラスiR」の「おでかけデート機能」では、GPSを利用して、実際に自分が移動した距離に応じてポイントがもらえ、コスチュームと交換できる。

ゲームなのに実際に歩かなくちゃいけない、といった手間を増やしているのに、やってみると楽しいんだよね(笑)。難しいからこそ楽しいこともある。


――位置情報をもっと他に活用するアイデアなどはありますか?

いしたに:「誰がどこにいるか」という個人の履歴も面白いけど、「みんながどこにいるか」という統計や全体像がわかれば面白いなと思いますね。以前のメディアアートの作品で「Suicaの利用統計」を東京の地図上にマッピングして可視化したものがあって、毎日みんながどのように移動しているかがわかって面白かったですね。

ロケタッチでは友人の行動履歴が見られますが、ロケタッチユーザー全体での行動統計や、みんなの人気スポットがわかったりすると更に面白いでしょうね。キャンペーンでも、金曜日や給料日の後はハイボールのシールが増えているとかが見えても面白いと思いますね。

コグレ:ハイボールが飲まれた所が日本地図上で時間経過と共に光っているとかの表現は面白いかもですね。

いしたに:それで一番光っている所に小雪が現れるとか(笑)。みんなで呼べ呼べ!飲んで飲んで!みたいな(笑)


――ロケタッチには今後どのような機能が欲しいですか?

コグレ:「シールを見返すと旅先を思い出す」と冒頭で言いましたけど、自分の過去のタッチ履歴から、統計情報をグラフなどにしてレポートしてくれると、自分の行動を俯瞰できて嬉しいですね。今年は飲食店に何回行っているとか、美術館には何回行ったとか。

いしたに:マンスリーでレポートが見られると楽しいでしょうね。地図上でどう移動したのかもパッと視覚的に分かるとなお良いですし、行動の傾向を見て診断やコメントしてくれても楽しいかもですね。

コグレ:「今月ちょっと飲みすぎ」とかね(笑)。いしたにさんが位置情報サービスを、写真アルバムならぬ「位置アルバム」と言われていましたが、やはり見返す楽しみがもっと増えると嬉しいですね。


今回、普段からロケタッチを愛用頂いているということで、気軽にインタビューに応じて頂いたお2人ですが、旅先で特別なシールをもらったことを語る様子がとても楽しそうだったのが印象的でした。お2人の意見を参考に、今後もロケタッチをどんどんパワーアップしていきたいと思います。

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