ベテラン書店員に聞く、「ビジネス書初心者女性にオススメの3冊」

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仕事で悩んだときは、人に相談するのもいいけれど、ビジネス書に解決の糸口を探すのも有効です。ただ、例えば社会人になったばかりの女性の中には、ビジネス書自体が初めてで、いきなり売り場に行ってもいまいちピンと来るものが見つからない……という方もいるのでは。仕事に悩む女性にぴったりの最近のビジネス書ってどんなものがあるの? 誰か教えて!

今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は書店員歴13年の経験を持つ栗山博子さん。末広堂書店(新宿区)に勤め、ビジネス書や文芸書などを担当する栗山さんに、ビジネス書初心者の「女性にオススメしたいビジネス書」を聞きました。

栗山さん、ビジネス書初心者の女性におすすめの本について教えてください。

「ビジネス書はお堅いイメージがあるかもしれないけれど、意外にも泣けたり笑えたり感動したり、ステキなエピソードがたくさん詰まっているのもあります。もっともっと、たくさんの女性がビジネス書コーナーに来てくれるよう、良い本を厳選してご紹介しますね!」

■企業のトップが語る『働く君に贈る25の言葉』(佐々木常夫著/WAVE出版)

「東レ経営研究所の元社長によるビジネス書。病気を患った奥様や自閉症の息子さんと向き合いながら企業のトップになった同氏が、仕事や人生において一番大切だったことは何なのかを25の言葉にして説いた名著です。仕事と家庭の両立を成功させた方なので、女性にとっても学ぶことが多いと思います。私はこの中の『「それでもなお」という言葉が、君を磨き上げてくれる』という言葉が好きです。一つの仕事が終わっても、『それでももっと良いものにできたのではないか』というモチベーションを心の中に持っていれば、さらに良い仕事へ繋がっていくということを学びました」

苦労をしたからこそ紡がれる珠玉の言葉たち。大先輩の教えに、ぜひ耳を傾けたいですね。

■スペシャリストの理由『あの社員はなぜNo.1なのか 抜群の成績をあげる5人のすごい仕事術』(井上健二著/マガジンハウス)

「営業マンやハイヤードライバーなどさまざまな職種・業種の中から、それぞれのNo.1社員になった5人のエピソードがまとめられたビジネス書。特に女性に読んでもらいたいのが、50代でアパレル販売員に転職し、『ユナイテッドアローズ クロムハーツ トーキョー』のセールスマスターになった武井法香さんのエピソードです。同ブランドが好き過ぎて転職した彼女が、どうやって売り上げを伸ばしたのかなど、違う業種の人でもためになるエピソードや仕事のコツが満載です」

成功した人のエピソードを読むと、モチベーションが上がりますよね。「最近やる気が起きない」と感じている人は読んでみては?

■誰にでも真似できる?『なまけもののあなたがうまくいく57の法則』(本田直之著/大和書房)

「上記2冊はビジネスの成功エピソードの本ですが、『そんなにすごい人の真似なんてできない』と自信が持てないでいる人にオススメなのがこの1冊。例えば一人では続かなかったジョギングも皆で一緒にやれば続くことなど、怠け者でも参考になる具体的なハウツーが書かれています。この他にも『あえて他人に流される』、『他人を家に呼ぶ』など、共感しやすい法則が多数掲載されています。『上手に怠けるためには工夫が必要で、怠けるために頭を使うのは悪いことではない』ということに気付かせてくれる1冊となっています」

「私は怠け者だから」とマイナス思考に陥っている人には、最適なビジネス書。これならビジネス書初心者でも手に取りやすいですね。

■ひとことアドバイス

「恋愛ハウツー本である『たった1分で人生が変わる美人のルール』(山崎良二著/中経出版)など、一見ビジネスに関係なくても、よく読むと仕事にも役に立つ情報の多い書籍はたくさんあります。上記の3つも含めてぜひ読んでみてください」

人生の指南書ともいうべきビジネス書。仕事やプライベートに忙しい女性は、通勤電車や昼休みなどの空き時間に、読書の時間を取って自分を磨いてみてはいかがでしょうか?

(宮崎智之/プレスラボ)



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