日本人材派遣協会が主要人材派遣会社529事業所を対象に実施した「労働者派遣事業統計調査」によると、5月の派遣スタッフの実稼働者数が調査開始以来、過去最低を記録したことがわかった。専門26業務で最大シェアを占める機器操作関係(5号)の激減傾向が続いている。

 調査によると、4〜6月期の派遣スタッフの平均実稼働者数は約29万人で、前年同期比93.8%の水準となっている。5月の実稼動者数(28万8119人)は、調査開始以来、最も少ない人数となった。

 東日本大震災の被災地域での影響などは見られないが、リーマンショックがあった2008年10〜12月期以降、4半期ごとの平均実稼動者数は前年同期比マイナスが続いている。

 業務別では、専門26業務で最大シェアを占める「機器操作関係(5号)」の激減傾向は止まらず、前年同期比で69%の水準で、2008年同期に比べると約40%の水準まで落ち込んだ。

 SE・プログラマー等の「情報処理システム開発関係(1号)」は前年同期とほぼ同じ水準。「財務関係(10号)」「貿易関係(11号)」は、いずれ減少傾向となっている。

 「一般事務」は大幅な増加が続いており、前年同期比で3倍になった。「製造」は前年同期比114.7%で3期連続で増加した。

 紹介予定派遣は実稼動者数が前年同期比115.3%、成約件数が同117.4%で、実稼動者数は5期連続、成約件数は4期連続の増加となっている。

 日雇派遣は前年同期比105.5%で3期連続の増加となった。

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