児童ポルノ動画をネットで販売していたとして、大阪市福島区福島の三枝多朗被告(37、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で起訴済)を、大阪府警少年課と豊中署は7月14日までに同容疑で再逮捕した。

 当初は単純な児童買春と児童ポルノ製造容疑だったが、余罪を調べるうちに大規模かつ、その道では有名サイトにもつながりを持っている疑いが出てきて、警察はさらに厳しく追及している。
 「三枝が起訴された直接の容疑は昨年11月下旬の件でした。ネット上で“撮影モデル募集”と打ち、応募してきた大阪府在住の16歳の少女を自宅マンションに連れ込み、現金4万円を渡し性行為をしたのです。三枝はその様子を3台のカメラを使って撮影し編集、本人が運営するサイトに販売目的で掲載していました。そして今回、証拠品を押収し解析したところ、当初疑われていたよりも大がかりに児童ポルノ動画をネット上に流通させていたことがわかったのです」(捜査関係者)

 三枝容疑者の供述によれば、初めはネット上に出回るわいせつ画像などを集め、自分の主宰するサイトから配信していたが、思うように画像が売れなかったという。
 「そこで三枝は、一昨年暮れぐらいから、自ら撮影した動画を配信サイトを使って販売したといいます。1本3000〜6000円で、今年3月までの1年間で売上は約5000万円で、被害児童の中には13歳の少女も含まれていました。警察が把握しているだけでも、その数50人以上。しかもこの動画、10年ほど前に大規模に摘発された児童ポルノ『関西援交』に次ぐ、マニアの間では人気のシリーズに扱われていたという話もあるのです」(社会部記者)

 闇流出の被害者は後を絶たない。