総数2万5000発という、全国でもトップクラスの規模を誇る「ふくろい遠州の花火」

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日本全国に自粛ムードが広がるなか、「むしろ花火で、東北経済の活性化に協力したい!」という産業人たちのアイデアがたっぷり詰まった花火大会が、2ヶ所同時に開催されることになった。それが静岡県袋井市で実施される「『東日本大震災復興祈願』全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火2011」と、新宿区で執り行われる「日刊スポーツ主催 2011神宮外苑花火大会」(いずれも8月6日開催)だ。

【写真を見る】経済活性化にも結びつく、画期的な花火大会をお見逃しなく!

被災地である岩手県釜石市とは、百数十年にも及ぶ深い縁のある袋井市。花火大会の実行委員会総括事務局長・鈴木満明氏は、「日本で最も古い歴史を持つ釜石製鐵所の初代所長・横山久太郎さんが袋井出身だったんです。そのご縁もあって、花火大会には県内に避難されている方々をはじめ、釜石市のスポーツ少年団の皆さんもご招待しようと、ただいま調整をつけているところです」と、両市の強いつながりについて語ってくれた。

実は「ふくろい遠州の花火」は、経済不況のあおりを受けて、過去に一度、開催中止に追い込まれたことがある。だが、市民の強い要望や、地域企業・関係機関の協力を得て、昨年、見事に復活を遂げたばかり。今回の大会には「そのエネルギーを東北にも届けよう!」という、熱い思いがこもっているのだ。

具体的にどういった方法で被災地を応援するのか、鈴木氏に尋ねたところ、「産業人として復興に協力できることを考えた結果、東北の物産品を販売することを思いつきました。会場では、東北地方の食材を使った2種類のお弁当や『仙人秘水』という、釜石で取れる水をオフィシャル商品として売り出します。また、こちらの水は、夏以降も代理店・特約店を設けて継続的に販売していく予定です。花火大会をきっかけに、今後も長期にわたって支援を続けていきたいですね」と、独自のアイデアを聞かせてくれた。

一方、日刊スポーツ新聞社が主催する「神宮外苑花火大会」からも、産業人ならではのユニークなアイデアを、随所から確認することができる。入場料の一部を義援金として被災地に直接支援するほか、花火は仙台市の花火製造会社に制作を依頼し、打ち上げ前のステージイベントには宮城出身のアーティストを起用するなど、独自の支援策を打ち出している。

また、国立競技場に隣接する明治公園では、「元気応援ひろば」と題した東北特産品の物産展も開催されることに。花火大会事務局広報担当の飯塚誠氏は、「4月の段階では大会中止の話も出ていたのですが『それでは東北経済は、いつまでたっても活性化しない!』という思いから、今年も無事、開催する運びとなりました。明治公園は普段からフリーマーケットがよく行われる公園として親しまれています。そちらで、岩手、宮城、福島、千葉、茨城から20店ほどをお招きし、大々的に物産展を開く予定です。その場で食べられるものがメインですが、お土産もたくさん販売されますよ」と、イベントの詳細について語ってくれた。

参加すること自体が東北経済の活性化に結びつく画期的な2つの花火大会。いずれの会場でも東北のおいしい特産品が食べられるので、思いっきりお腹を空かせて参加すれば、よりいっそう楽しめること間違いなし!【東京ウォーカー】

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