自民党国会議員の視察団が、竹島(韓国名:独島(トクト))に近い鬱陵島(ウルルンド)訪問を試みた件で、新たな事実が判明した。韓国の複数のメディアによれば、江陵〜鬱陵島を定期運航する旅客船を運営するシースポビルが日本人乗客の乗船を無期限拒否する方針を発表したのだ。

このニュースはテレビでも大きく報じられ、多くの視聴者は、「もう鬱陵島に日本人は入れないのか」と疑問を抱いていたに違いない。8月2日には、流ちょうな韓国語を話す産経新聞の記者が、実際に島に入ったそうなのだが、韓国語もしゃべることができない日本人は、この島に訪れるのはできないのだろうか。

実際、私(記者)も今後2度と渡航は困難なのではないかと感じたのである。そこで、日本人は観光目的でも鬱陵島に行けないのか、問い合わせをしてみた!

まずは、韓国大使館に問い合わせてみると、「その件に関してはよくわからないので、韓国観光公社にお問い合わせください」との返答が。大使館で答えを得られると思ったのだが、そう簡単には行かなかった。そして韓国観光公社に電話すると、高速船を運行する韓国企業に尋ねてくれとのこと。どうやら考えたよりも、答えを得るのは難しいようだ。

高速船の会社の電話番号を聞き、すぐに電話をすると、片言の英語を話す韓国人の受付が電話に出たのである。私は英語で、「観光で鬱陵島に行きたいのですが、日本人でもいけるのでしょうか?」と質問した。すると、以下のような回答が返ってきた。

「日本人でも大丈夫ですよ。ただ8月15日までは予約でいっぱいなので、16日以降でないと予約はできませんね。価格は○○ウォンになりますね。」

国際電話で通話が途切れがちであったことと、片言の英語のために、金額の部分をはっきりと聞き取ることはできなかった。だが、鬱陵島へは渡航可能のようだ。つまりは、韓国の一部の乗船会社だけが、日本人の乗船を拒否していたようだ。マスメディアの大々的な報道を見ると、あたかも韓国の乗船会社が全面的に拒否している印象を受けるが、実際はそうではなかったのだ。

また、このオペレーターの話を聞く限り、鬱陵島は避暑地で夏の時期は観光客でいっぱいになるのだという。もしこの夏、鬱陵島への観光をお考えの方は、混雑している時期があることをよく理解し、早めの予約を入れるように心がけるとよいだろう。そして、すべての韓国の乗船会社が、日本人を拒んでいる訳ではないということも、重ねて覚えておくと良いのではないだろうか。

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