「がんばろう!日本」2011びわ湖大花火大会では、日本の四季をイメージした花火が打ち上げられる

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日本最大の湖・琵琶湖を舞台に、夏の風物詩として親しまれている2つの花火大会が、今年もいよいよ開催されることに。特に今年は、東北地方からの被災者約200名を招待するということもあって、そのプログラムからは“復興を願う思い”が随所に見受けられる。

【写真】夜空だけでなく湖面にも花火が写し出され、何ともいえない幻想的な雰囲気に

まず第一弾として、8月4日(木)に行われるのが「長浜・北びわ湖花火大会」(長浜市)だ。長浜観光協会・尾崎耕介氏によると、経済的な理由から今年が最後の開催となることは決定していたのだが、その実施に関しては実行委員会でも色々もめたそうで、最終的に「震災の影響で全国的に自粛ムードが広がっているけれども、だからと言ってこんな形で歴史ある大会を途絶えさせたくはない。未だに震災の爪痕は消えないけれど、長浜から全国に向けて元気を発信したい!」という結論にたどり着き、何とか最後の大会が実施できる運びになったのだとか。

ちなみに今年の目玉は『がんばろう!日本』という文字が浮かび上がるように設計された仕掛け花火。1口1万円の協賛を募ったメモリアル花火としても製作されており、被災された方々へのメッセージと共に打ち上げる予定になっているという。数百年もの間、脈々と受け継がれてきた伝統ある花火大会は、最高の形でその歴史に終止符を打つことができそうだ。

続いて、8月8日(月)に開催される「『がんばろう!日本』2011びわ湖大花火大会」(大津市)では、緑の花火で草木の芽吹きを表現した“春”、水しぶきのきらめきを青と白の花火で表した“夏”、黄金色の花火で稲穂をイメージした“秋”、降り積もる雪を白銀の花火で再現した“冬”と、日本の四季と復興をテーマにしたプログラムが実施される。それらが夜空だけでなく、まるで鏡のように琵琶湖にも写し出される様は幻想的で、まさに圧巻の一言に尽きる。

また、花火大会の実行委員会にも参加している、県の観光交流局・足立亮太氏は「報道を見ていて、自分たちにも何かできないかという思いを強く持っていました。東北地方の方々は、長期にわたって避難生活を余儀なくされておられます。そういった方たちにこの大会で、少しでも癒しと安らぎを届けられれば幸いです」と語り、今年の花火大会には特別な思いが込められていることを明かしてくれた。

滋賀県では約150世帯の東北からの被災者の方々を受け入れてきた。前述の足立氏は「滋賀県でも東北地方からの避難者を受け入れています。県内のいろんな地域に避難されていますので、どちらか都合の合う大会に参加いただけるようにと、大津市、長浜市の2つの大会に200名分の招待席を用意しました」と語ってくれた。

きらびやかなだけでなく、復興を願う思いや祈りもたっぷり詰まった「長浜・北びわ湖花火大会」と「『がんばろう!日本』2011びわ湖大花火大会」。琵琶湖のほとりで盛大に打ち上げられる美しく幻想的な花火を通して、是非、明日へと踏み出す元気を感じ取ってほしい。【東京ウォーカー】

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