Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のAboutLowさんは35歳の男性会社員。あるIT企業に勤めています。同じ年代のAさん(SE)とBさん(営業)が、社内で言い争いをしているのを聞きました。

A:「これやってくれと、ずいぶん前にメールしただろう!」
B:「そんな大事なことを、何でメールだけで知らせるんだ!」
A:「メール読むのは、いまどき常識だ!」
B:「メール送れば、自分の仕事は済んだと思っているのか?実施を電話で催促するとか、その後のフォローをなぜしないんだ!」
A:「メールを読まないのは、社会人として失格だ!」

IT業界では「メールで連絡が基本」

   振り返ると、自分もメールを読み落とすことがあります。もしかすると「社会人失格」なのだろうか。ちょっと不安になりました。「皆さんは、どっちの言い分に味方しますか?」

   この質問には、同じIT業界の人から回答がありました。

「この業界だと、仕事の依頼から何からメールが基本ですから、Bの言ってることは『単なる言い訳』としか取られませんよね」

   思い起こせばメールの普及以前は、紙の文書で連絡していました。大手企業の管理職ともなれば、週に数十通の文書を多方面に発信し、それ以上の文書を受け取っていたものです。それだけでひと仕事でした。

   それがメールで置き換えられたわけですから、文書と同じように確実に読まれている前提で仕事を進めるのが当然。そうでなければ、仕事のスピードアップもコストダウンも図れない。そう考えるもの間違っていない気がします。

   年代の問題かと思いきや、脱サラしてネットショップを運営するndkob2011さんからも同じような回答がありました。

「メールで受注、情報提供をやっています。リアルショップは持っていません。64歳です。こういう時代です。メールを読み飛ばさないようにしましょう」

本当はメールなんて「届く保証ない」?

   とはいえ、社内の業務メールを読み飛ばす人も少なくないでしょう。質問者さんも「文章がやたらと長いメール」は、後回しのまま埋もれさせがちだと明かします。また、「さほど重要でないことでも、頻繁に大勢に一斉送信する人」のメールも、真剣に読まなくなってしまうと言います。

   読み飛ばされないように、送る側の工夫も必要。Aさんのメールには、何か問題があったのかもしれません。

   angkor_hさんも、送りっぱなしのAさんがいけないと指摘します。件名やメールの書き出しは、相手に何を頼みたいのか明確にすべき。忙しい人はCC(写し)は見なかったり、期限まで読んでもらえないこともあります。

   IT業界の大先輩、48歳・元SEのkernel_kazさんは、「不達」や「遅延」が当たり前だった昔のメールを知っています。

「今日送ったメールが2週間後に届くなんて当たり前の時代を経験してると、Aみたいな事は絶対に言えない。言ったら元同僚には完全に馬鹿にされる。届くなんて保証は、今でもないんだよ。それを一番理解してるのが、ITの連中のはずなのに」

   ただ、今回を含めてメールが相手に届かないのは、いまや稀な話。「もしもし、メール届きましたか?」といちいち電話をするのも、なんとなく非効率的な気もします。みなさんはどう思いますか?