デキる社会人に聞く「社会に出てから役に立ったアルバイト

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「学生時代のアルバイト経験が社会人になってから役立った」という話をよく耳にします。みなさんは、どんなアルバイトでその経験を養ったのでしょうか? また、社会人になって役立つ能力を鍛えるためにはどんな心構えが必要なの? 誰か教えて!

今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は、社会人3年目以上の男女3人。それぞれ業種の異なる仕事に就いている彼らに、学生時代のアルバイト経験が、社会に出てからどんな風に役に立ったのかを聞いてみました。

■後輩の指導に経験が活かせる「家庭教師」

「家庭教師のアルバイトで、中学3年生の女の子に勉強を教えていました。どうすれば分かりやすく伝えられるかを研究するために、中学生のとき使用していたノートにある、自分のミスやメモを参考に指導。本人がなかなか解けなかった問題を、理解してもらえたときは嬉しかったですね。
現在の職場で後輩の指導を行っていますが、同じように新人時代のノートを参考に教えています。『今自分ができることを、後輩もできて当たり前』ではなく、初めてのときに分からないポイントをきちんと押さえた、的確な指導を心掛けています」(SE4年目/女性)

「人に教えるアルバイト」は、先生になりたい人はもちろんですが、いずれ後輩を指導する立場になるであろう、多くの社会人にとっても役立ちそうです。人が成長していく姿を間近で見られる、とてもやりがいのあるアルバイトですね。

■“おじさん世代”への接し方を学べた「小料理屋のカウンター」

「小料理屋でアルバイトをしていました。カウンターに立ってお客様から料理の注文を受けたり、簡単なお酒を作ったり。働いているうちにカウンター越しに、世のお父さんたちの愚痴や、おやじギャグを聞く機会が増えて……。最初のうちは戸惑いましたが、上手な受け流し方を覚えました。この経験がなければ、きっと今ごろ上司が怒鳴り散らしていたらきっと嫌な顔をしてしまったと思いますが、おかげで上司が不機嫌でも『奥さんとケンカしたのかな』など寛大な気持ちで上手に受け流すことができるようになったのだと思います」(出版業界6年目/女性)

忍耐強い対応ができる上、飲み会でもグラスが空く前に気付けたり、料理の取り分けが上手だったりと、重宝されているようです。学生時代のうちに、世の“おじさん”世代との関わり方を知っておくと、かわいがられる部下になれそう。

■人見知りを克服した「リゾートバイト」

「大学の夏休み期間を利用して観光地のリゾートバイトをしたのですが、これが大きな転機に。職場の同僚やお客様、地元の方など、たくさんの人に出会えたことで人見知りの性格が改善された気がします。アルバイト仲間はみんなアクティブでいきいきしていて、すごく影響を受けましたね。初対面でも仲よくなれる彼らの空気感や、人との接し方を見ているうちに、いつの間にか自分もそんな振る舞いが身につきました。現在は営業職をしていますが、第一印象が良いと言われるのはそのときの経験のおかげだと思っています」(広告業界3年目/男性)

環境が変わったことで、思い切って自分を出せるようになったようです。同世代のアルバイト仲間から刺激を受けたり、学んだり、これもアルバイトならではの醍醐味ではないでしょうか。

■ひとことアドバイス
「学生時代のアルバイトを通じて、『社会人になることの責任』や、『お金を稼ぐことの大変さ』を実感できるはず。『今自分に足りない能力』や『社会人に必要なスキル』が把握できれば、能力を伸ばせるアルバイトを見つける基準にもなるはず。自分のスキルを一度見つめ直してみるのもいいですね」(SE4年目/女性)

これらのエピソードから伺えるのは、能力を磨くためにアルバイトを選ぶ基準として「今自分に足りない部分を鍛えられる仕事」であることがキーだということ。さらに、経験を活かすためには、与えられた仕事をするだけではなく、周りの仕事ぶりを観察したり、自分なりに上手くいくまで工夫してみるなど、自分の能力育成に積極的な姿勢で取り組むのが大事なのかもしれませんね。

(栗本千尋+プレスラボ)



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