30日に行われたセルティック戦で負傷したインテルDF長友佑都は31日、クラブドクターに付き添われてイタリアへと戻った。右肩の脱臼であることが確認された長友は、北京で行われるイタリア・スーパーカップを欠場し、おそらくは手術をしなければならないだろう。

8月6日に行われるミランとのスーパーカップに向け、MFハビエル・サネッティが呼び戻される予定だ。同選手はバカンスを早めに切り上げることになる。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督もサネッティがスーパーカップのピッチに立つと語った。

「ちょうど昨日(30日)、サネッティと別件で連絡していたんだ。だから、彼がすでにヨーロッパにおり、ミラノに寄っていることは分かっている。アルゼンチン代表としてすべての試合に出場したコパ・アメリカが終わって間もないから、フィジカル面に関してもすぐにほぼ準備万端となれるはずだ」

インテルはクラブの公式サイト上で、サネッティがローマ経由で北京入りすることを明らかにした。チームは8月1日にダブリンからパリ経由で中国へと向かう。

インテルは31日にマンチェスター・シティと対戦し、0−3と敗北を喫している。ガスペリーニ監督は試合後、次のように語った。

「スーパーカップでは別のインテルとなるだろう。今日とは違う試合になるはずだ。シティがほぼ完全なメンバーだったことや、昨日の相手がとても弱かったこと、一方で我々はセルティックと本当のバトルをしたことを忘れてはいけないよ」

「ウチは多くの若手がピッチにいた。彼らにとっては将来役立つ重要な経験となっただろう。この試合ではケガで選手を失うことがなかったし、(エミリアーノ・)ヴィヴィアーノや長友らのケガはプレシーズンで起こり得るものだ。筋肉のケガはなかったし、それが大事なんだよ」

「今はスーパーカップのことを考えよう。我々は大事に思っている。シーズン最初のトロフィーが懸かっているんだ。もちろん、勝ちたいと思っている。でも、ファイナルだから重要な試合ということで、今シーズンの今後において決定的なものではない。8月6日開催というのは本当に不思議だよ。準備トレーニング開始と8月末の開幕の間だからね」