産経新聞の31日付の「日本の国境はどこ? 正解わずか2% JC、高校生400人調査」と題した記事が韓国で話題となった。韓国の多数のメディアが同報道に注目、産経新聞の報道を引用した形で大々的に取り上げた。

 日本青年会議所(JC)の主権国家確立委員会は7月、全国の高校生を対象に地図に日本の国境を描かせた。調査の結果、有効回答400人のうち、尖閣諸島は26.3%、北方四島は14.8%、竹島は9.3%が正解だった。北方四島、尖閣諸島、竹島をすべて日本の領土として描いた高校生はわずか1.8%の7人にすぎない結果となった。

 韓国メディアは産経新聞の報道内容を詳細に取り上げつつ、「日本の高校生の9.3%が独島・対馬を日本の領土と認識」と相次いで報じた。メディアは、出題者が望んだ答えは北方四島・竹島と対馬・尖閣諸島すべえを日本の領土に入るように国境線を描くことだったと指摘し、「高校生たちの答えは出題者の期待には届かなかった」と伝えた。

 一方、アンケートを実施したJCについて「日本JCは2007年にも戦争を美化するDVDを製作して論争を巻き起こしたことがある」と伝えたメディアもある。(編集担当:金志秀)