30歳までに知っておきたい5つの仕事哲学

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 ここ数年、学生の就職率がこれまでにないほど低い水準となっていますが、それでも大多数の学生が、卒業と同時に社会人生活をスタートさせます。苦労して就職活動を潜り抜け、ホッしたのもつかの間、今度は就職活動よりさらに厳しいビジネスの世界に入るのです。
 どうせ仕事をするならデキるビジネスパーソンになりたい、というのは学生に限らず多くの若手ビジネスパーソンに共通する気持ちだと思われますが、デキるビジネスパーソンを目指すなら、ビジネスの最前線で活躍しているビジネス・カリスマたちの仕事哲学に触れておくことは有効です。
 幻冬舎社長の見城徹氏と、サイバーエージェント社長の藤田晋氏の共著『憂鬱でなければ、仕事じゃない』(講談社/刊)には、ビジネスシーンで輝きを放ち続ける二人の仕事哲学が余すところなく紹介されています。
 
■努力は自分、評価は他人
 努力するのは自分ですが、それを結果として評価するのは当然、他人です。
 このことをわかっていない人が多い、と見城氏。ビジネスでは最終的には結果で評価されます。そこに至るまでのプロセスも軽視されるべきではないのかもしれませんが、結果でなくプロセスを評価してほしいというのは甘えだともいえます。
 遅くまで残業をしていると、つい仕事をやった気になってしまうものですが、あくまでも「成果を出してこそ仕事」と心に留めておきましょう。

■ふもとの太った豚になるな 頂上で凍え死ぬ豹になれ
 「ふもとの太った豚」とは、成長意欲を失い、安定だけを求めた状態を表した比喩です。そして「頂上で凍え死ぬ豹」とは常に高みを目指して前進し続ける存在を指します。
 どんな人でも、仕事に慣れてくるうちに入社当初の意欲は薄れ、周囲と馴れ合いがちになります。しかし、ただでさえ変化の早い現代、成長しようという歩みをやめた者は、自分では止まっているだけのつもりでも、世界から置き去りにされてしまう、と藤田氏は言います。
 一流ビジネスパーソンになる人は、たとえ周囲から孤立しようとも高い志を持ち続け、圧倒的な量の努力を重ねてきた人なのです。

■行く気がないのに、今度飯でもと誘うな
 社会人になると、学生の時とは比べものにならない程多くの人との接点が生まれます。
 たとえばパーティやセミナーで名刺を交換して少し話しただけなのに「今度飯でも行きましょう」と相手に言われることは珍しくありません。
 しかし、この食事の約束は守られないことの方が多いと言っても過言ではありません。その場を取り繕うための便利な言葉なのでついつい自分も使ってしまいがちです。
 しかし、守るつもりのない約束をしてしまうことは、社会人としてどうなのでしょうか。
 見城氏いわく「守られなかった約束はただの嘘」。
 人間関係は信頼で成り立っています。たとえ相手も真剣には受け止めないだろうと思って軽い気持ちで言ったことでも、約束したことは必ず実行しましょう。

■顰蹙は金を出してでも買え
 デキるビジネスパーソンの条件として、新しい価値やアイデアを創り出せる、というものがあります。既存のものを壊して新しい何かを創っていくことこそビジネスの醍醐味だと言えるのかもしれません。
 ただ、既存のものを壊すということは、それに関わっている人々を脅かすということです。当然、反発も食うでしょうし、顰蹙も買います。見城氏も藤田氏も、そういった反対勢力に打ち勝ってきたのです。
 もし、あなたが考え出した新しいアイデアに対して頭から否定する人が現れたとしても屈してはいけません。そういった人の存在こそが、あなたのアイデアが素晴らしいことの証明なのですから。

■憂鬱じゃなければ、仕事じゃない
 普通なら、人は嫌なことや苦しいことを避けるものです。だからこそあえて苦しさや辛さが待ち受ける方向に進めば、結果はついてくると見城氏は言います。同じく藤田氏も、自分が成長したと感じられた時は、大抵たくさんの憂鬱がつきまとっていたと述べています。
 仕事がつらい時期はこれから何度も訪れると思いますが、それを乗り越えた先にもっと仕事のデキる自分がいると思って、逃げずに立ち向かいましょう。
 ビジネスで大きな成功ができるのは、先行きが不透明で憂鬱な日々を乗り越えて前に進める人だけなのです。

 『憂鬱でなければ、仕事じゃない』には、この他にも、ビジネスの世界でトップを走り続ける二人の仕事観や人生観が数多く掲載されています。
 これから社会人になる人だけでなく、現在すでに社会人であるという人にとっても、学べるものは大きいはずです。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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