シーズン最初のダービーとなる北京でのミランとのイタリア・スーパーカップを控え、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督率いるインテルがエンジンを温めている。インテルは30日、ダブリン・スーパーカップでセルティックと対戦し、2−0と勝利を収めたのだ。

ガスペリーニ監督は中国にGKジュリオ・セーザルを連れていくが、この日の控えGKルカ・カステラッツィの素晴らしさを見る限り、J・セーザルにバカンスを続けさせることもできただろう。一方で、指揮官はコパ・アメリカを戦ったアルゼンチン人選手たちをスーパーカップで休ませる予定だが、これは危険なチョイスとなるかもしれない。

DF長友佑都がこの日の試合で負傷(右肩脱臼)したため、ハビエル・サネッティが北京で有益な存在となるかもしれないからだ。だが、長友が負傷したのはもちろん、予測できないことだった。ケガをした長友は病院で検査を受けてから、ギプスをつけてスタジアムへと戻った。

一方で、良い意味でのサプライズとなったのが、FWルク・カスタイニョスだ。開始わずか7分、3-4-3のフォーメーションにおいてパッサーとしてのポジションを見つけつつある様子のゴラン・パンデフからのアシストで、カスタイニョスが均衡を破ったのである。ハーフタイムに突入する直前には、クリスティアン・キヴのアシストからジャンパオロ・パッツィーニが追加点を奪った。

3トップやカステラッツィの“奇跡”が、この試合の良い側面であった。また、右サイドではDFダヴィデ・サントンが気を抜くことなく、逆サイドではもう一人の若手、DFマルコ・ファラオーニがしっかりとプレーしている。

長友の負傷以外に良くないニュースとなったのは、MFチアゴ・モッタが短時間のうちに不必要な2つのファウルをして退場になったこと、そしてDFアンドレア・ラノッキアが守備において何度か“物忘れ”をしてしまったことだ。

それでも、インテルはいずれにしても堅固であり、サミュエル・エトーやヴェスレイ・スナイデルがいなかったこと、すでにリーグ戦が開幕しており、フィジカル面でよりキレのあるセルティックを相手に数的不利となったことを考えれば、これ以上を求めることはできないだろう。

ガスペリーニ監督は試合後、次のようにコメントしている。

「10人になってしまったのは残念だ。試合が異なるものになってしまったしね。本当に残念だよ。良い条件がそろっていたんだが、後半は守備を試すどころではなくなってしまった。ただ、素晴らしいのは、守備陣に素晴らしく堅固な土台があるということだ」

「退場者が出る前のインテルは素晴らしかったと思う。攻撃面では前進し、サイドでいくつか良い動きがあった。パッツィーニは素晴らしかったし、カスタイニョスのゴールも美しかった。唯一残念だったのは、長友のケガだ。今はコンディションをしっかりチェックしなければいけないが、(スーパーカップ出場は)危険な状態だがね」

「モッタのことを叱責するべきか? そうだね。ちょっとそうしなければいけないかもしれない。私は彼のことをよく知っているしね。今シーズンは彼にすごく期待しているんだ。だから、彼は冷静でいなければいけない。繰り返すが、私は彼にすごく期待しているんだからね。ロベルト・マンチーニ(マンC監督)とマーケットについて話したか? ノーだ」