ガジェット通信Androidアプリの作り方 第1回:開発環境のセットアップ

写真拡大




ガジェット通信の最新記事を読めるAndroidアプリ『ガジェット通信 Getnews Reader』、Androidユーザーの皆さんはもうインストールしていただけましたか? このアプリはガジェット通信アンドロイド記者のnayutanoutyuさんに開発していただきました。「Androidアプリってどうやって作るの?」「これからAndroidアプリを開発してみたい!」という読者に向けて、nayutanoutyuさんにアプリ開発の一連の流れを全4回の記事で解説いただきます。第1回は、開発環境のセットアップについて。『Androidマーケット』でアプリを公開するには、25米ドルを支払ってデベロッパー登録をする必要がありますが、開発環境はすべて無償のツールでそろえることができるんです。興味ある方は是非チャレンジしてみてください。


■第1回:開発環境のセットアップ

Androidアプリ開発環境を整えるには、下記の作業が必要になります。

1. 『Java SE Development Kit』(JDK) をインストールする
2. 『Android SDK』をインストールする
3. 『Eclipse』をインストールする
4. 『ADT』(Android Development Tools) プラグインをインストールする
5. 『AVD』(Android Virtual Device)をセットアップする

『Eclipse』がなくてもアプリ開発をすることは可能ですが、アプリ開発の効率向上ためには必須の統合開発環境と言えます。『AVD』はAndroid専用のエミュレータです。より新しいバージョンのAndroidエミュレータを動作させる場合には、それ相応の性能を持ったパソコン(PC)が必要になります。性能が低いPCでエミュレータを起動させるとOS起動完了までに時間がかかるので、新しいPCの購入が必要になるかもしれません。『Intel Core i3』プロセッサが搭載されたPCならAndroid 2.2 のエミュレータまでは恐らく動作に問題ないと思います。シングルコアプロセッサ搭載PCの場合、起動までに多くの時間が掛かるだけでなく、動作がだいぶ鈍くなるでしょう。

基本的にどのようなOS上に開発環境をインストールする場合でも、手順は殆ど同じだと思いますが、Windows Vista 64bitをベースに後述のセットアップ手順を説明します。

●Java SE Development Kit(JDK) をインストールする
『Sun Developer Network』から JDK が公開されているので、下記の手順でインストーラーをダウンロードします。

Sun Developer Network
http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html

『Java SE Development Kit』をダウンロード
1. 最新のリリースの『Java Platform』(JDK) のJDKをクリック
2. 「Platform:」は使用中のOSを選択
3. 「Java SE Development Kit License Agreement」に同意
4. 「Continue」をクリック
5. 『Java SE Development Kit』をダウンロード

ご使用のOSがWindows Vista 64bitなら「jdk-6u24-windows-x64.exe」をダウンロードできると思います。

インストーラーのダウンロードが完了したら、インストーラーを起動して下さい。インストーラーのウィンドウに「次」ボタンが表示されているので、このボタンを順次押して先に進めれば『JDK』のインストールは完了です。

『JDK』のインストール後に、自動的にブラウザが起動され、Oracle社のサイトに誘導されアカウントの登録を求められますが、強制ではありません。

●Android SDKをインストールする
『Android SDK』は『Android Developers』で提供されています。Windows をお使いの場合は、「installer_r11-windows.exe」をダウンロードして下さい。

Android Developers
http://developer.android.com/sdk/index.html

『Android SDK』インストーラーのダウンロードが完了したら、インストーラーを起動して下さい。基本的に「next」ボタンで作業を進めれば問題ないのですが、インストーラーの不具合で『JDK』が見当たらないので、作業を先に進められない事を意味するメッセージが2ステップ目で表示されることがあるようです。その場合は、一度「Back」ボタンで前のステップに戻ってから再度2ステップ目に進めれば作業を進められます。

「Completing the Android SDK Tools Setup Wizard」画面が表示されたら、「Start SDK Manager」にチェックが入っていることを確認して「Finish」ボタンを押して下さい。

『SDK Manager』が起動すると SDK パッケージをインストールするか尋ねるウィンドウが表示されます。このウィンドウは「cancel」ボタンで閉じてください。「Accept All」を選んで「install」ボタンを押すと、色々なパッケージがインストールされるのですが、パッケージの数が多いので、ネットワーク回線によってはパッケージインストールにとても時間がかかる場合があります。

最小限のパッケージだけインストール
よって、「Available packages」から、下の2点だけ選択して、「Install Selected」ボタンを押すことにより、最小限のパッケージだけインストールします。

・Android SDK Platform-tools, revision 5
・SDK Platform Android 2.2, API 8 revision2

Windows 7や Windows Vista の場合、OS のセキュリティ機能の影響で、途中で 「アクセスが拒否されました」 というメッセージと共にパッケージのインストールに失敗する場合があります。この問題が発生したら、『SDK Manager』を管理者権限で実行してもう一度試してください。『SDK Manager』はスタートメニューから見つかります。

パッケージのインストールの最後のステップで『ADB』を再起動するように聞かれますので、「yes」ボタンを押して『SDK Manager』の再起動をしてください。再起動が終わったら、『SDK Manager』のウィンドウはすべて閉じて問題ありません。

●Eclipse をインストールする
『Eclipse』は『eclipse.org』で提供されています。「Eclipse IDE for Java Developers 」から使用中の OS をクリックしてください。

eclipse.org
http://www.eclipse.org/downloads/

ダウンロード先が提示されるので、クリックしてダウンロード
ダウンロード先が提示されるので、クリックしてダウンロードします。

ファイルは、zip 形式のアーカイブになっています。ダウンロードが完了したら、適当なフォルダに展開してください。アーカイブを展開すると 「eclipse.exe」が見つかります。

アーカイブを展開したら、展開後にできたフォルダから「eclipse.exe」を起動して下さい。起動すると、最初に「workspace」の場所を聞かれますが、「OK」ボタンで先に進めて下さい。

SDK の場所を『Eclipse』に教える必要があります。メニューの「Window」から「preferences」をクリックします。ウィンドウが開いたら、その右のメニューから「Android」をクリックします。「SDK Location:」にSDK の場所を入力してください。Windows Vista 64bit ならば、「C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk」が該当します。入力したら、「OK」でウィンドウを閉じてください。

●ADT(Android Development Tools) プラグインをインストールする
下記の手順で『Eclipse』からプラグインをインストールします。

1. メニューの「Help」から「Install New Software....」をクリック
2. ウィンドウ右上の「Add」ボタンをクリックして「Name」に「ADT Plugin」、URL に「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を入力
3. しばらくすると『Developer Tools』が「Available Software」ウィンドウの「Name」にリスト表示されます。左のチェックをして、「Next」を押してください
4. 「Next」で先に進めます
5. 「I accept ...」の方を選択して、「Finish」ボタンを押してください
6. 途中で「security warning」が発生したら「OK」で先に進めます
7. 『Eclipse』を再起動するか聞かれるので再起動します

『Developer Tools』が表示されない場合は、2の「https」を「http」に変更して URL を入力
もし、3 で『Developer Tools』が表示されない場合は、2の「https」を「http」に変更して URL を入力して下さい。

●AVD(Android Virtual Device)をセットアップする
『Eclipse』のメニュー「Window」から『Android SDK and AVD Manager』を起動します。「Virtual devices」が選択されていることを確認して、右側にある「New」ボタンを押してください。「Name」に適当な名前を、「Target」に「Android 2.2」を指定してください。「Create AVD」で『AVD』の作成は完了です。右側の「Start」ボタンで起動できるか確認してください。

* * * * *
以上でAndroidアプリ開発環境のセットアップは終わりです。同様の内容は、『Android Developers』でも説明されています。上述の作業でトラブルが発生したらこちらのドキュメントを参照することをお勧めします。英語の文章ですが、とても詳しい説明が記載されています。

Android Developers Installing the SDK
http://developer.android.com/sdk/installing.html

次回は、Android アプリプログラミングの基本事項についてご説明させて頂きます。

※この記事は、アンドロイド記者nayutanoutyuさんの寄稿です。

Androidアプリ『ガジェット通信 Getnews Reader』についてはこちら

ガジェット通信がAndroidスマートフォンで読めるアプリになりました
http://getnews.jp/archives/131345

ガジェット通信 Getnews Reader(Androidマーケット)
https://market.android.com/details?id=jp.getnews.rssreader


■関連記事
ガジェット通信がAndroidスマートフォンで読めるアプリになりました
ガジェット通信はアンドロイド記者を募集しています
重ね書きの手書き文字認識を採用 auの初心者向けスマートフォン『MIRACH IS11PT』
【アプリ】ハンゲームのダーツアプリが熱い! 無料でこのクオリティはさすが
NTTドコモ、spモードメールアプリをアップデート、メッセージRの受信に対応