前回お伝えした、4つの節電ポイントのなかから、ステップ1の電気料金明細の正しい見方について詳しく紹介したいと思います。

みなさんは、毎月電気代をいくら払っているか即答できますか?

110714NEWSms02.jpg

毎月ポストに入っている電気料金明細には、節電につながるヒントが隠されています。まずは、ご自宅に毎月入っている電気料金明細を見てみましょう。

なかでも、特に注目したい項目は、4つ。

1.請求金額
※下の電気料金明細の(※1)部分をチェック
まず、請求金額を4つに分けて考えてみましょう。

請求金額=
(1)基本料金(2)電気使用量 × (3)電力単価 +その他

このうち、(1)〜(3)を下げることを意識することで、節電を心がけよう。

2.基本料金を左右する、アンペア数 ※下の電気料金明細の(※2)部分をチェック
契約しているアンペア数を確認しましょう。あまり知られていませんが、アンペア数の変更によって(1)基本料金を下げることができます※基本料金は、各電力会社の料金表をご覧ください。電力会社によって契約体系が異なりますので、当てはまらない場合もあります。

家電製品を同時に使うとブレイカーが落ちることがありますが、これは契約のアンペア数をオーバーしてしまったから。ブレイカーが落ちたことのない家庭は、逆にゆとりがある可能性があるので、アンペア数を下げることで節電ができます。※変更には、いくつかの条件がありますので、詳しくは各電力会社のアンペア数の変更の項目をご覧ください
参考サイト:アンペアチェックサイト(東電)

3.電気使用量を把握 ※下の電気料金明細の(※3)部分をチェック
(2)電気使用量(kWh)を見てみましょう。例えば、300kWhの使用量の家庭は、単純に消費電力1kW(1000W)の家電を300時間使用した量と同じです。家電の消費電力を把握するために、この数値が必要です。

4.電力単価のプランを見直す
※下の電気料金明細の(※4)部分をチェック
使えば、使うほど(3)電力単価が上がる仕組みを従量電灯契約といいます。一般的には、従量電灯契約の家庭が多いと思います。例えば、私の住んでいる東京都の場合、使用量120kWhまでの電力単価は17.87円/kW、120kWh〜300kWhまでは22.86円/kW、300kWh超えは24.13円/kWとなっています。120kWhで使用量がおさまる方は、安価な電気だけで済むことになり、逆に300kWhを超えてたくさん使われる方は、割高な電気を多く買うことになりますので、使用量を減らせば減らすほど節電&節約にもつながりますよ。

また、使用状況によっては、深夜の電力単価の安いプランにした方が、効果的に節電できる場合がありますので、電気料金プラン(契約種別)変更も検討していきましょう。
例)東京電力料金プラン / 関西電力料金プラン

110714NEWS003.jpg

電気料金明細

いかがですか?
毎月の光熱費を正しく把握することで、効果的な節電方法が見えてきます。

次回のテーマは、意外と知らない家電製品の消費電力についてお届けします!

Photo by Imobiliaria THA

穴田 輔(自然エネルギー推進協会 理事)..................................................................................anadaphoto01.jpg2009年アジア放浪の旅から帰国後、前職の同僚に声をかけられ、短期アルバイトで太陽光発電の仕事に関わる。高校時代やりたかった環境事業に足を突っ込んだ事で、これぞ天職!と思い立ち同業界に本格的に参画。商社、コンサル会社の営業・人事という異色の肩書を経て、昨年8月(社)自然エネルギー推進協会を立ち上げ、現在は自然エネルギー商材販売から、大手住宅設備メーカー・ビルダー・住宅団体向けに、研修・講座講師や業界紙の執筆まで多岐にわたり活動中。http://www.taiyoko.net/

■ あわせて読みたい
家の燃費を気にする時代はもうすぐ! 海外の自然エネルギー事情とは?
自宅でもオフィスでもお得!? 自然エネルギーの「全量買取制度」ってなに?
もう未来の話じゃない! 自然エネルギーを住宅を選ぶ基準にしよう
自然エネルギーを取り入れた未来の住宅! 注目を集める「蓄電池」とは?
今すぐできる! 家電製品ごとに実践する節電方法のまとめ
たった3つの家電を節電するだけ! 効率的に無理なく節電する方法
節電効率をさらにアップ! 家電製品の消費電力を把握しよう
電気料金が安くなる!?節電につながるヒントを読みとく、電気料金明細書の正しい見方