セリエAではアタランタとキエーヴォの2クラブが、セリエBではアスコリとヴェローナ、サッスオーロの3クラブが、そしてレーガ・プロ(3部)では11のクラブが、FIGC(イタリアサッカー連盟)のステーファノ・パラッツィ検察官により、クレモナ検察の捜査に基づいて、八百長スキャンダルにおける規律処分検討の対象とされた。

直接の責任や監督責任などにより、処分検討対象となった前述の18のクラブ以外に、26名の個人も対象とされている。元イタリア代表FWジュゼッペ・シニョーリ氏や、アタランタMFクリスティアーノ・ドーニ、MFトーマス・マンフレディーニらだ。

ベネヴェントGKマルコ・パオローニやシニョーリ氏、元バーリのキャプテンであるアントニオ・ベッラヴィスタ氏やピアチェンツァのカルロ・ジェルヴァゾーニら計9名は、「不法行為の共謀」の疑いで処分検討対象とされている。

一方、ドーニはアタランタ対ピアチェンツァ戦におけるスポーツ的不法行為によって処分検討対象とされた。パラッツィ検察官はこの試合に関して、同様の疑いで7名を処分検討対象としている。アタランタも監督責任の疑いで対象となった。

スポーツ裁判において、ドーニは最大3年間の活動停止処分を科される可能性がある。一方、アタランタに対する処分は、勝ち点減点からリーグ戦からの排除、降格処分まであり得る。だが、現段階で予測をするのが性急過ぎることは間違いない。