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夏、北海道の日は長い。朝は3時台から日が昇り、夜の8時くらいまで大地は柔らかで清々しい光に包まれている。日照時間が長い割りには、冬の名残りを留めるかのように朝晩は涼しく、湿度が低いためカラリとした気候で暑さを凌ぎやすい。夏の北海道に来たなら、ぜひゴルフを楽しむことをおすすめする。リゾートで楽しむゴルフだからこそ、初心者から上級者まで誰もが肩の力を抜いて楽しめるカジュアルスタイルを満喫したい。

リゾートカジュアルスタイルを楽しみたいゴルファーにおすすめのトマムのゴルフコース

冬のあいだ真っ白な雪に覆われていたスキー場は青々とした芝生が広がる広大なゴルフ場へと姿を変える。アルファリゾート・トマムには、ザ・タワーの目前に自然の景観が織りなす恵まれた地形を活かした広々としたコースが広がり、大自然に抱かれてプレーする喜びに浸れる。コース内はカート走行が可能なうえギャラリーは無料。例えばゴルフをしない子供を含むファミリーや、カップル、女性同士の気楽なプレーを楽しみたいパーティなどでも、プレーに参加しない人もカートに乗ったり、フェアウェイを散歩しながら一緒にラウンドすることができる。

とりわけ初めてゴルフを体験するひとにはおすすめのトマムのゴルフコース。ちょっとだけゴルフをしたい人のためにプチラウンドプランなども用意されている。コースのフェアウェイがとても広いため、OBの心配もいらない。また都内の休日のゴルフ場のように混み合うことがないため、他のパーティを気にすることなく、マイペースにゴルフが楽しめる。そんなところも、ここがとりわけゴルフ初心者にうってつけの場所である理由なのだ。

(写真)大自然が育んだフェアウェイは、ふかふかとしていて、フィールド全体がグリーンなのではないかと見まがうほどの美しさ。カートに乗って移動しているだけでも気持ちがいい。

清々しい朝のゴルフ場や白樺の森を
朝ラン&ウォーキング


ゴルフと並んで、いま多くの女性たちがライフスタイルのなかに取り入れているスポーツと言えば、ランニング。ここでは、ゴルフプレーがスタートする朝の8時までゴルフ場の中を自由に走ったり散歩したりできるのだ。建物が立ち並ぶ都心に暮らすランナーたちにとって、大自然に囲まれたフェアウェイの中を走れる環境は、この上ない贅沢と言えるだろう。いつものランニングもここではひと味もふた味も違う。
途中、白樺の林を通り抜ける。朝の爽やかな森の空気を体内に取り込めば、身体が内側から目覚めるような清々しさを感じ、充実したリゾートでの一日をスタートできる。ランニングや散歩の途中、ラッキーなら野ウサギやキツネといったかわいい野生動物たちに遭遇できるかもしれない。




広々としたフォースルームで女同士のプチパーティを

36階建ての高層ホテル ザ・タワーの客室は、窓からリゾート全景を一望できる解放感のあるスペース。レストラン街やゴルフ場に近く、ショップも充実しておりアクティブに、リーズナブルに滞在したいカップル・グループにおすすめだ。3名以上での滞在には、スタンダードツインの約2倍の広々とした部屋にベッドが4台設置されたフォースルームを予約するといい。リビングと寝室がセパレートになっており、リビングには低めのソファが、寝室のベッドは床と段差の少ない低床ベッドがしつらえられ、全体的にくつろぎムード満点。


(写真)2つあるホテルのうち、スタンダードでリーズンブルなザ・タワー。ゴルフ場やレストランへのアクセスにも便利。

女性だけのグループで宿泊の場合、ボトルのスパークリングワインとプチオードブルの盛り合わせがサービスされる特典付き。時間を指定すれば部屋まで持ってきてくれるので、夜、ちょっとしたパーティ気分でお酒とおつまみをいただきながら、尽きることないガールズトークに花が咲きそうだ。


夕焼けカヌーの最上級ロマンス、湖上でくつろぎのティータイム

トマムでは四季を通して自然を体感するアクティビティプログラムが用意されている。グリーンシーズンである4月〜10月は、緑に覆われたトマムの森を舞台に、季節に合わせたさまざまなアウトドア&インドアアクティビティを楽しめる。特に北海道でも清流として名高い「鵜川」と「空知川」の2本の川に挟まれた場所に位置するトマムでは様々なリバーアクティビティが人気だ。
かなやま湖周辺は南ふらのと呼ばれている地域にあたり、富良野と言えばラベンダー畑だが、実はこの湖周辺もラベンダー畑が美しい穴場スポットなのだ。富良野よりもずっと人が少ないので、ゆっくりと自然と戯れられる。



veritaがおすすめするリバーアクティビティは、ホテルから車で40分ほどの場所にある、このかなやま湖で体験できるカナデァンカヌー。静かな夕凪の頃、そっと湖にカヌーを浮かべ、夕陽を眺めながら湖上散歩を楽しめる「夕焼けカヌー」は、なんともロマンティックで都会生活者にとって憧れのスタイルかもしれない。ガイドさんが別のカヌーで先導してくれるので初めてでも安心。凪の時間帯は風が少ないので、比較的容易にカヌーを操作することができるのだ。カヌーの上では薫り高いフレーバーティーをいただく。湖上の涼やかな空気のなか、身体がほんのりと温まり、甘い香りの紅茶は極上の味わい。水面はとても穏やかに波打ち、聞こえてくるのは周辺の山々の鳥のさえずりや、湖上を揺らす風の音だけ。カヌーに寝そべって空を仰げば、ゆらゆらと揺られながら眠りに落ちてしまいそうになる。誰にも知られることなく自分たちだけの時間を満喫しながら、至福の時が過ぎてく。
ちなみに、かなやま湖では夕凪と同じく早朝の朝凪の時間帯にも清々しい朝の湖で「おはようカヌー」を体験できる。朝の湖上でのモーニングコーヒーの時間もまた、この上なく贅沢なひとときとなるだろう。

こころに残る貴重な旅は、
儚い記憶の彼方へと


都会からエスケープして自然が織りなす美しい景観のなかで体感する、かけがえのない夏の時間。さまざまな魅力を秘めた北海道だが、朝一番で雲海テラスに登り、広々とした敷地内のゴルフ場でランニング。そしてそのまま車を走らせてかなやま湖まで足を延ばして湖上のカヌー体験。トマムでそんな自然を満喫するプランを立ててみてはいかがだろうか。そのまま北へ進めば、昼には北海道の観光スポット富良野や旭川動物園を訪れることもできる。

あっという間に時が過ぎて、帰路につくのが惜しくなる。しかし、北海道で束の間の夏旅を楽しめるのは8月まで。9月初旬には、急速に移り変わる季節に人々は、急いで冬支度を始め出す。それはまるで人生のなかでいつまでも切り取っておきたい思い出のようでもある。本当に、北海道の輝ける夏は、惜しくなるほど短いのだ。


>>Nature Healing北海道 アルファリゾート・トマム Vol.1 雲海ヨガで原点回帰する旅


アルファリゾート・トマム 
北海道勇払郡占冠村中トマム
Tel:0167-58-1111

ザ・タワー(スタンダードタイプ:24〜29平米)745室 ¥9,000〜(2名一室、朝食付き)
ガレリア・タワースイートホテル(スイートタイプ:100平米)200室 ¥17,000〜(2名1室、朝食つき)
ヴィラスポルト(スタンダードタイプ:37〜42平米)308室 ¥11,000〜(2名1室、朝食付き)

ガールズゴルフプラン
期間:9月13日〜10月23日
1泊3食(1室3〜4名)お一人様 ¥19,000〜¥23,000
部屋タイプ:タワーフォースルーム
ゴルフ/ハーフ&ギアレンタル/ガイディングサービス
お部屋での女子会セット
VIZスパハウス+木林の湯滞在フリーパス付き

※2011年の雲海テラス営業は10月11日まで





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