中国大手検索サイト百度の掲示板「百度貼〓(口へんに巴)」に、24日に開かれた浙江省温州市で起きた高速鉄道事故関連の記者会見で、鉄道部の王勇平報道官の発言をきっかけに記者が怒り出し、会見会場から逃げ出そうとした盛光祖・鉄道部長が記者らに袋だたきになったとの情報が書き込まれた。(イメージ写真:23日夜に発生した中国高速鉄道の追突・脱線事故の現場の様子)

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 中国大手検索サイト百度の掲示板「百度貼〓(口へんに巴)」に、24日に開かれた浙江省温州市で起きた高速鉄道事故関連の記者会見で、鉄道部の王勇平報道官の発言をきっかけに記者が怒り出し、会見会場から逃げ出そうとした盛光祖・鉄道部長が記者らに袋だたきになったとの情報が書き込まれた。この掲示板の内容やリンク先はすでに削除されている。波蘭華人網など海外の中国語メディアが伝えた。

■「中国高速鉄道、温州で衝突事故(2011年)」に関する写真

 報道各社に対し、中国共産党中央宣伝部は「報道各社は鉄道部が発表する情報をタイムリーに報道し、独自報道を控えること。特に、傘下の新聞、出版物、ウェブサイトをしっかり管理し、高速鉄道に関連するリンクを制限し、反省報道を行わないこと。死傷者の人数や状況に関する情報は、新華社の原稿に基づいて報道すること」などと通達した。

 王報道官は記者会見で、「今回の追突事故のうち、D3115列車には558人、D301列車には1072人の乗客がいた。事故による死者は35人、負傷者は192人、負傷者のうち132人が入院した。事故の具体的原因は、調査・分析中」と発表。博訊新聞網は「死者が36人未満となっているのは、死者36人以上の事故が起きた場合、市共産党委員会書記が更迭されるという理由による」と指摘した。

 救援作業に携わったある作業員は、「死者は一部報道が伝えている41人に収まる訳がない。具体的には言えないが、100人前後だろう。というのも、われわれのチームだけでも20数体の遺体を運んだからだ」と話している。

 王報道官は記者会見の席上で、「被害者の名簿がいつ公表されるのか」という記者からの質問に対し、「その時になれば、必ず公表する」と答えた。(編集担当:松本夏穂)