中国の高速鉄道列車が大事故を起こした。杭州(浙江省)発・福州駅(福建省)行きのD3115と列車D301列車が追突し、D3115の一部車両が橋から転落した。事故発生は23日午後8時34分。死者に関する第1報では死者11人だったが、午後11時45分までに16人に増えた。

写真拡大

 中国の高速鉄道列車が大事故を起こした。杭州(浙江省)発・福州駅(福建省)行きのD3115と列車D301列車が追突し、D3115の一部車両が橋から転落した。事故発生は23日午後8時34分。死者に関する第1報では死者11人だったが、午後11時45分までに16人に増えた。中国新聞社が報じた。

■「中国の鉄道高速化・高速鉄道」写真特集

 温州市内(浙江省)で追突事故が発生した。中国新聞社は、現場に急行した上海鉄道局関係者の話として「落雷で先行列車が動力を失って走れなくなり、後続列車が追突して、脱線事故が発生した」と報じた。事故を起こした車両の一部が橋から転落した。

 事故発生は23日午後8時34分ごろ。現場は橋の上だった。D3115列車の生存者が、別の列車が追突したと述べた。追突したのは、D301列車で、D301列車先頭の1−4号車、追突されたD3115列車の後尾の15、16号車が脱線した。

 23日午後11時45分時点で、16人の死亡が確認された。負傷者は約100人という。脱線・転落した車内に閉じこめられている人も多いという。(編集担当:如月隼人)



■最新記事
中国・高速鉄道が大事故…列車追突、11人死亡確認・負傷者多数
中国・高速鉄道:事故現場写真(1)2両が転落、1両は宙づり
JR東海会長「中国の高速鉄道は安全軽視・技術盗用」に賛否
手抜きだらけの高速鉄道、作った技術者「恐くて乗れない」=中国
高速鉄道「技術は先進的で成熟」、「今は慣らし運転」=中国政府