その場に全員が揃わなくても会議やプレゼンテーションが出来てしまう。そんな時代が訪れています。もしかしたら既に「スカイプ」などを使ってプレゼンや会議を行っているという人もいるかも知れません。

 しかし、バーチャルでのプレゼンは、従来のプレゼンよりも多くの難しい課題を包含しています。
 米国のメディア・コンサルタントであるティモシー・J・ケーゲル氏は、“The Exceptional Presenter Goes Virtual(バーチャルプレゼンを使って、遠く離れた顧客の心を掴む方法〜顧客に、まるで目の前で行われているような疑似体験を提供するテクニック〜)有料Podcast番組「エグゼクティブ・ブックサマリー」にて邦訳要約版を配信中)で、バーチャルでプレゼンを行うときに気をつけなければいけないことを述べています。

 バーチャルでプレゼンを行う上で、参考にすべきはラジオやテレビ番組のアナウンサーであるとケーゲル氏は述べます。
 報道アナウンサーは聞き手が何をしているのか分からない状況で情報を伝えます。同じように、バーチャルな場でも、もしかしたら相手はウェブサイトやEメールを見ているかも知れず、注意散漫になってしまっている可能性があります。

 アナウンサーは、放送のタイミングや流れを細かく書き記した概要を持っています。同じように、プレゼンのときには流れを書き込んだフローチャートを用意しましょう。概要にはプレゼンの名前、目的、テーマ、テクノロジーを書き込み、フローチャートは時間、テーマ、参加者、ツール、流れの5欄に分け、適宜、詳細を書き込んでいきます。
 このフローチャートの目的は、可能な限り対面に近い空気を作り出すということです。
 また、もう一つ、大切なことは「最も興味深いものを最初に持ってくる」というルールに従うことです。聞き手の興味を最も惹きつけられる話は何か、そこから考え、話し始めるのです。

 相手に興味を持たせ、順序よく話す。アナウンサーはそれを日々実践しています。もし、プレゼンがなかなか上手くいかない場合は、ケーゲル氏が勧めるようにテレビやラジオのアナウンサーを研究してみるのもいいかも知れません。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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