マンチェスター・シティ退団が濃厚と見られているカルロス・テベスだが、コリンチャンスへの移籍が消滅したことについて、代理人が20日にスカイスポーツニュースに話した。

テベス獲得を目指していたコリンチャンスだが、4000万ポンドの移籍金を支払えるという銀行の保証を取り付けられなかったため、20日の時点で移籍は消滅したが、代理人は銀行の保証の問題ではなく、その他の点で折り合わなかったと主張する。しかし、移籍金と年俸の高さで獲得に手を挙げるクラブは少なく、このままだとシティ残留ということになるかもしれない。もっとも、代理人によればテベス本人は移籍問題に関して冷静に推移を見守っているという。

「カルロスはとても冷静な人間だ。彼が落胆もしていないし喜んでもいない。落ち着いている。彼は交渉を見守るだけで、何かを主張するようなことはなかった。コパ・アメリカを終えて、これから彼は休暇に入る。確実なオファーが一つあり、交渉の末、合意間近まではいったが、結局実現しなかった。今後どうなるかは何もわからない」
「彼は今でもシティの選手であり、それを尊重する。次に何か確実なオファーがあるまではそういうことだ」

なお、テベスの将来が不透明なままの一方で、同じシティのFWジョーは、ブラジルのインテルナシオナルへの復帰が決まった。

ジョーは2008年7月に大きな期待をかけられてCSKAモスクワから移籍したが、1年目で結果を出せず、2009年にはエヴァトンへ期限付き移籍。しかし、チームの許可無くブラジルへ帰国したことで契約解除され、ガラタサライに移り、昨季はシティに戻ったものの12試合出場(うち先発3試合)に留まった。