食の大切さが分かる小説

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 一人暮らしの男性で自炊をしている人はどのくらいいるのだろうか。
 「2009年度一人暮らし社会人の意識と実態調査」(住宅・不動産情報ポータルサイト HOME’S調べ)によると、一人暮らしをしている20代男性ビジネスパーソンの30%以上がほぼ毎日自炊しているという。また、週の半分以上という回答を含めると60%弱にのぼったそうである。

 これを多いとみるか、少ないとみるかはさておき、自炊できるということは男性にとっての一つの大きなスキルである。
 『自炊男子 「人生で大切なこと」が見つかる物語』(佐藤剛史/著、「元気が出る本」出版部/編集、現代書林/刊)は、「優しい心、成長の秘訣は「毎日の食」にある」ということをテーマに、一人の男子大学生が自炊することにより様々なことに気づき、感謝することによって成長していくプロセスをつづった物語だ。

 主人公のイケベタカシは九州教育大学の1年生。生まれ育った大分県を離れ福岡で一人暮らしをする普通の大学生だ。食事は、朝は食べないか学食で朝ごはん定食、昼も学食で日替わりのA定食、夜はコンビニ弁当。学食とコンビニに支えられる大学生活を送っていた。
 そんな生活を送るタカシにある転機が訪れる。学祭で知り合った彼女を家へ呼んだときに、お好み焼きを作った。そのお好み焼きは、生焼けだったが、食を大切にする彼女はとてもうれしがってくれた。彼女に褒められたくて始めた自炊だったが、少しずつタカシの内面も変えていく。

 自炊することによって、タカシは多くのことを学ぶ。食を通した人々とのつながりなど、それまで見えなかったことに気づくのだ。

 もし、毎日を外食で済ましているのであれば、たまには簡単な料理を作ってみてはどうだろう。タカシのように、食を通して、様々なものが見えてくるかも知れない。
(新刊JP編集部/田中規裕)



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