企業の2012年度採用計画数が、前年対比で増加が減少上回り、回復傾向を見せている。就職情報会社のディスコが、全国主要企業16,718社を対象に、6月16日〜24日の期間、2012年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査を行った(回答1,174社)。

 調査によると、2012年3月卒業予定者の採用見込みについて、「増減なし」が42.5%と約4割を占め、最多となった。「増加」と回答した企業は26.5%で、「減少」の16.4%を10ポイント以上、上回っている。

 従業員規模別でも、規模の大小を問わず「増加」が「減少」を上回っており、景気とともに新卒採用が回復しつつある。また、心配された東日本大震災の影響による影響も限定的だったようだ。

 注目されるグローバル人材の採用についてだが、海外の大学で学ぶ「日本人留学生」を採用する企業は23.7%で、11年度の18.4%から5.3ポイント増加した。従業員規模では、1000人以上の大手企業で36.4%となったが、増加幅では300〜999人の中堅企業、300人未満の中小企業で大きくなっている。

 また、日本の大学で学ぶ「外国人留学生」についても20.9%の企業で採用する予定で、11年度の16.2%から4.7ポイント増加している。大手企業で7.5ポイント、中小企業で5ポイント増加となっており、本格的なグローバル人材の採用が進んでいる実態が判明した。

 リーマン・ショック後の国内景気の低迷で、少子化による日本の消費市場の縮小や原発事故などを理由に、企業は海外拠点の拡充・強化に動き始め、新卒・中途の人材採用にもグローバル化の影響が出始めている。一方で、地方をはじめとして国内では深刻な雇用情勢が続いることから、国内経済の活性化による景気回復は、依然として日本の大きな課題であるようだ。

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