人には聞けない“経済用語” どのくらい分かってる?

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 新聞やテレビ、インターネット上などでよく見かける経済用語。もう常識になっているからか、メディア上ではなかなかその意味を説明してくれません。
 しかし、こうした経済用語、なんとなくは分かっていても、ちゃんと理解していない人も意外に多いのではないでしょうか。大事な場面でピンチを招かないように、最低限の用語だけ、覚えておいてソンはないかもしれません。
 ここで、『人には聞けない!必修経済用語100』(中野明/著、学研パブリッシング/刊)から、経済用語についてのちょっとしたクイズを出してみましょう。
 まずは以下の問題文を読み、ヒントをもとに該当する用語を考えてみてください。

【1】中東・アラビア湾の経済協力や地域安定化を目的に1981年に設立した地域協力機構の略称名とは? 
(ヒント)加盟国はアラブ首長国連邦、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、バーレーンの6ヶ国。


答えは「GCC」です。「湾岸協力会議」が日本語名称で、加盟国6ヶ国のうちの4ヶ国が、将来の通貨統合を表明しています。

【2】通貨供給量を指す用語で、金融機関以外の法人や個人が保有している現金通貨、預金通貨、準通貨の総量を指す言葉とは? 
(ヒント)例えば通貨供給量が増えると、銀行は貸し出しに積極的になり、金利を低くする。一方、供給量が減ると、銀行は貸し出しに慎重になる。そのため、金利は高くなる。


答えは「マネーストック」です。もともとは「マネーサプライ」と呼ばれていたものですが、日銀は2008年6月から統計の範囲を改めるなどして、「マネーストック統計」を公表しています。

【3】通貨単位を変更することを意味する用語とは? 
(ヒント)通常は、通貨の単価を切り下げる場合に用いるが、切り上げる場合にもこの言葉を用いる。その意味は、例えばインフレーションが起き、貨幣の価値が100分の1に下がったとする。そうすると、現在の1万円と同等の価値を持つ通貨は100万円になる。そのとき、従来の100万円を新1円にするなどの方法で通貨を切り下げること。


答えは「デノミネーション」です。単に「デノミ」と呼ばれたりもします。近年ではジンバブエでこのデノミが実行され、「1兆ジンバブエ・ドル」が「新1ジンバブエ・ドル」に切り替わりました。また新単位となることで、多様な経済効果が生まれるといいます。

【4】他社には真似のできない、自社ならではの中核的能力を指す言葉とは?
(ヒント)自社の核となる競争力のこと。クライアントとの商談の場では頻繁に使われているから、営業マンにとってはなじみのある言葉かも?


答えは「コア・コンピタンス」です。実はこの言葉の歴史は浅く、もともとは1990年代に経営学者のゲイリー・ハメル氏とC・K・プラハラードが発表した『コア・コンピタンス経営』で世に広まりました。前から使われているようで、意外に最近の言葉なんですね。

 ここで取り上げた言葉は、誰もが耳にしたことがあると思います。しかし、いまひとつ意味が分かっていなかったものもあったかも知れません。『人には聞けない!必修経済用語100』では、「BRICs」「有効求人倍率」「J-REIT」「機会費用」など、いまさら人には聞けない経済用語が丁寧に説明されています。
 若手のビジネスパーソンはもちろん、これから社会に出ようとしている学生たちにとっては教科書的に使えるかも知れません。そしてここで覚えた言葉たちが、あなたを一人前のビジネスパーソンに導いてくれるのです。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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