大切なのは「お金を作り出す力」―クリス岡崎さんインタビュー(後編)

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 「お金があれば何でもできるようになる」―確かにそうなのかも知れません。しかし、それで必ず充実した、幸せな人生を送れるかについては、疑問符が浮かびます。
 中経出版より刊行されている『億万長者専門学校』シリーズを著するクリス岡崎さんは、お金はなくても、お金や時間、そして自信を作り出せる力を持っている人を「億万長者」と定義します。そして、そんな人こそが充実した人生を送れるというのです。
 では、具体的に「お金を作り出す力」とはどのようなことを指すのでしょうか。クリス岡崎さんに、シリーズ最新作の『億万長者専門学校 実践編』のお話とともに聞いてきました。今回はインタビューの後編をお伝えします。

■「お金を貯めるよりも作り出す力をつけるほうが大事」

―本書は「実践編」ということですが、気をつけた部分はありますか?

「実践編の理由は、一冊目を執筆する段階で、10冊じゃ足りないくらいのコンテンツ量で。もっともっと高度な話をしたいんだけど、やはり多くの人が自由な人生を生きるきっかけになるためには、一番簡単なコンセプトからだよね。だから本当に伝えたい事までは伝え切れて無くて、だって、本当にちゃんと学べばほとんどの人が10年後には、かなりビジネスが順調でかなりワクワクで幸せな人生になってるってわかるから。
だから書ききれない事がいっぱいあって、その残りの90%の一部である、ステップ2の実践な技術を書いたんだ。
なぜ日本人に億万長者が少ないと思う?日本にはお金を作る仕組みを教えてくれるところがないんだよね。もちろんビジネスを教える学部や研究機関もあるけど、それは、すでにあるビジネスをどう改善するかの学問ばかり。でも、重要なのは『どう起業するか、どういう風にお客さんを集め始めるか、どう成長させるか』。つまりビジネスの秋と冬を教える所は多いけれど、春と夏の教育がないわけ。
たいてい、お金は自分で作ったほうが、経済的に自由になりやすい。でも、お金の作り方をみんな知らないんだ。たくさん貯めれば大丈夫じゃなくて、お金の作り方を知る。つまり、人がお金を出したいと思うような価値を産み出し、価値を大きくしていくこと。それを学んでしまえばどこにも就職しなくてもお金には困らない!ってことなんだよね。」

―お金の作り方というのは、具体的にはどのようなことでしょうか。

「みんなが必要としているニーズを充たすこと。みんなが欲しくてたまらないものを持っている、紹介できる、売る。つまり、みんなが望んでいることを解決する、具体的に納得できる商品を作り出すこと。そのための考え方を、この実践編に詰め込んだんだよね」

―では、億万長者になるためにまずは何をすべきなのでしょうか。

「まずは始めてみること。転んでもやる! ただ、まずは慣らしが必要だね。僕は以前、海外でダイビングの資格を取りにいったことがあるけど、まずは20、30メートルくらいの深さで慣れていくんだよね。なぜなら、急に深く潜ってしまうと水圧の関係などで、死亡してしまう可能性があるから。
それはビジネスも同じで、そこにあるリスクを学んで初めて楽しめる。最初に執筆した『億万長者専門学校』の位置づけは、まさに学ぶというところにあったんだよね。そして、この『億万長者専門学校 実践編』は、さあ行こう!というところ。そのときに必要な5つの実践ルールや、具体的な6つの能力をあげているよ。そういったことを学ばずに起業してしまうと、後から不足しているものは気づけないんだよね。自分がトップになるわけだから、誰も突っ込んでくれる人がない。ただ、売り上げには失敗という形で反映されるだけなんだ」

―では、最後にインタビュー読者の皆様にメッセージをお願いできますか?

「実は英語に関する本も出版しているのだけど、英語もお金も、そして恋愛も、かなり近いものがあるんだ。それは、英語ができるようになるのも、億万長者になるのも、そして恋愛も、チャレンジしたい気持ちはあるけれど怖くてなかなか踏み出せないという人が多いんだよね。
でも、いきなり最初からレベルの高いものを求めてしまうと、より難しくなってしまう。まずはゲームのように、楽しく、過程を楽しみながら、笑いながら工夫してクリアしていくことが大切なんだ。そして一面がクリアできたら、二面、という具合に一つ一つできることを増やしていきながら、次のところに行く。この本はその第一歩、第二歩になるってことなんだ。
ただ、本を読むだけでは限界があるよね。僕はセミナーで「7つのワールド」という話をよくしているんだけど、本を読んでも「いまの環境では無理」とあきらめてしまうこともあるかもしれない。それは最初のワールドの環境レベルにいるっていうこと。でも、あきらめずに自分の今いる環境の中でできることを実践し、どんどん成長してほしいね。環境のレベルから次の行動のレベルへ行くんだ。そして行動していると、色々な可能性が広がってくるけれど、いずれまた限界にぶち当たる。そこが行動のレベルの限界。そうしたらまた壁を乗り越える次のレベルに行くために成長する。そしてそこでブレイクスルーが起こると、3つめのレベルである能力アップのレベルに行く。
行動のレベルでは行動の「量」を増やすことがメインだったけれど、能力アップのレベルでは行動の「質」をあげるために得意なものをさらに伸ばし、苦手なことさえ克服するレベルになるんだよね。行動の質を上げることによって、結果を変えることができる。でも、量の世界も限界があり、質の世界にも歩留まりがある。このレベルでは最終的に、質と量の限界に来るんだ。
そこで必要になってくるのが4つめのレベル、パラダイムシフトの世界。もうここまでくると、大量行動が出来る、必要なスキルにはお金と時間をかけてセミナーやトレーニングを受けて学びまくる。自分の思い違いや勘違いに柔軟になる。お金の作り方も時間の作り方も自信の作り方もどれも習得実践して、お金がない、時間がない、自信がないというのは問題にならなくなってくるんだよね。まだあと3つのレベルがあるけれど、この本を読んで実践して、このレベルまでにはぜひ行って欲しい。
僕はこうした光り輝く人たちがもっともっと増えれば、日本が元気になり、子どもたちにも希望を与えることができるようになるって思っているんだ。それがこの本を書いた理由。ぜひ、みんなもそんな大人になって、一緒に未来を作って欲しいな。」

(了)



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