『Facebook』の企業ページの“いいね!”を押したから商品を買うわけじゃないだろう 常識的に考えて

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今回はululunさんのブログ『煩悩是道場』からご寄稿いただきました。

■『Facebook』の企業ページの“いいね!”を押したから商品を買うわけじゃないだろう 常識的に考えて


企業公式ページの「いいね!」を押したことがある人に、ページを見た後その企業に対して何かアクションをとったかどうかを聞いたところ、「その会社の商品・サービスを購入したり利用した」が35.2%と、企業公式ページで「いいね!」を押した3割以上の回答者が実際にその企業の売上に貢献したことが明らかになった。

「Facebookの企業ページ、「いいね!」を押した人の3割以上が商品を購入」 2011年6月22日 『Yahoo! ニュース』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110622-00000021-rbb-sci

原因と結果がひも付いていなさすぎる。

タイトルにあるように“売上に貢献した”かどうかを判断するには「あなたは“Facebookページ”に“いいね!”するまで、その企業の製品やサービスを購入したり利用したりしたことはありませんでしたか」と質問をして「はい」の人だけにあらためて「“いいね!”をした後にその企業の製品やサービスを購入したり利用しましたか」と質問するべきではないだろうか。

この質問では『facebookページ』に“いいね!”をクリックしたことと、“いいね!”をクリックした後に商品を購入したことに相関関係があるかどうか、即ち“売上に貢献をした”かどうかを証明することは不可能だ。

この手の質問者の頭の中を疑いたくなるアンケートが、一人歩きをした結果として「“Facebook”を作って“いいね!”をもらえれば、そのうちの何割かは顧客になる可能性がある」という妄想を抱く商店や、似非マーケターが跋扈(ばっこ)することを許容してしまう土壌を生み出す。

このアンケートは「企業公式ページで“いいね!”を押した3割以上の回答者が実際にその企業の売上に貢献したこと」を証明できていない。

そりゃあ中には『Facebookページ』を開設した結果として新規顧客を獲得できた、というお店もあるだろう。どんな施策にも必ず成功事例というものはつきものだ。だが、あなたはレディー・ガガでもなければ、あなたの店は無印良品でもない、ということを決して忘れてはならない。

『Facebook』に限らず“成功事例”はたくさん紹介されるのだけれども、そうした事例が“あなたのやっている商売を宣伝する方法論として”ぴったりと当てはまる可能性のほうが少ない。

メールマガジンで、ホームページで、ショッピングモールで、『Twitter』で。今までも同じように成功事例が喧伝(けんでん)され、あたかも模倣すれば成功するかのような錯覚を植えつける似非コンサルタントがたくさんいたことを忘れてはならない。成功事例を何枚ものプレゼン資料として提出するような人間には近づくべきではない。

そういう人種は“あなた”や“あなたの商売”を見ていない。見ているのは“あなたの持っているお金”だけである。“あなた”が相談するべき相手は“あなた”や“あなたの商売”をきちんと見てアドバイスをしてくれる人だけなのだ。

執筆: この記事はululunさんのブログ『煩悩是道場』からご寄稿いただきました。

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