″ささやく広告″という新メディア!驚異的な薄さ1.5mmのスピーカー
近年、広告・販促媒体の分野では、平面ディスプレイやプロジェクターに情報を表示する「デジタルサイネージ(電子看板)」が注目を浴びている。しかしながら、「デジタルサイネージ」は主に文字や映像など視覚に訴える利用法が中心で、音声はあまり注目されていなかった。これは従来の音声技術では情報伝達の範囲が限られたり、聴覚の特性を活かす利用技術がなかったためだ。

そうした市場に向けてヤマハは2011年7月5日、ウンドサイネージ実現の商品第一弾として「TLFスピーカー」を10月上旬よりサンプル出荷すると発表した。
価格は、10万5,000円(税込み)。

「TLFスピーカー(ティエルエフ・スピーカー:Thin-Light-Flexible Speaker)」は、早稲田大学山崎芳男教授の基本アイディアをもとに同社が独自に開発した薄型・軽量の静電スピーカーだ。

全体が柔構造で形状も自由にでき、印刷した表面カバーなどで覆うことにより、視覚情報も提供することが可能となっている。さらに、扱いやすさと安全性に加え、消費電力2Wと省エネ化を実現した。

また、平面状に音を出すため、必要な範囲だけに、スピーカーから近くても遠くても耳元で囁くような音を提供できる。こうした特長から、「TLFスピーカー」はこれまで音の出なかった広告に単に音を付加するだけでなく、より効果的に情報を伝えられる新たな道具として、店舗や交通広告など幅広い用途に利用することが可能だ。

■「TLFスピーカー」4つの特長
1.1.5mm厚の薄型・軽量・フレキシブルな省電力の静電スピーカー
厚さわずか1.5mmで音を再生することができる静電スピーカー。「TLFスピーカー」の専用アンプは12VのACアダプターで駆動でき、消費電力2Wと省エネルギーだ。

また、重量はA0サイズで460g、B1サイズで350g(いずれもスピーカーケーブル、プラグ含む)と軽量で、設置や取り扱いも容易だ。

2.通常のスピーカーでは得られない音の指向性・遠達性
「TLFスピーカー」を平面状で使用した場合、指向性が鋭いため、スピーカーのほぼ正面方向にのみ音を出すことが可能だ。また、通常のスピーカーに比べ、近くても遠くても音量があまり変わらずに、明瞭にささやくような音を届けることができる。

このため、音を撒き散らさず、限られたエリアに音を提供したり、複数並べてそれぞれ別々の音を提供するといったような使い方が可能だ。

3.印刷物一体型大判スピーカー
大判(A0サイズ、B1サイズ)の形状と、内蔵される大面積の振動板が指向性・遠達性等の音響特性を実現し、合わせて全面に印刷された画像や文字を載せることを可能にする。

これにより、“音の出るポスター”“音の出るPOP”が容易に実現できる。また、複数の『TLFスピーカー』を並べてつなげれば A0サイズ以上の音の出る大型バナー広告にも対応可能だ。

4.全体が柔構造で曲面での利用も可能
スピーカーはフレキシブルな構造のため、曲面での利用も可能だ。これにより、平面だけではなく円筒面※など、形にとらわれない自由な設置・利用ができる。
※円筒面で使用の場合音響特性が変化します。

「サウンドサイネージ」用途に最適なTLFスピーカー

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