「ゲゲゲの女房」の松下奈緒、今度は向田邦子原作「胡桃の部屋」で家族の絆を描く!

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「阿修羅のごとく」「あ・うん」など数々のドラマ脚本を執筆し、小説やエッセイでも幅広く活躍した向田邦子の没後30年となる今年、彼女の短編小説を原作とするドラマ「胡桃の部屋」が放送予定だ。

主演は、昨年の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で家族を支えるヒロインを演じた松下奈緒。本作は、一筋縄ではいかない男女の関係や家族の絆を正面から描く向田邦子原作のドラマだが、どのような演技を見せてくれるのだろうか。

7月3日(日)、撮影中の出演者と製作中のスタジオが紹介されたのでご紹介しよう。

(前列左から:蟹江敬三、松下奈緒、竹下景子。後列左から:瀬戸康史、井川遥、臼田あさ美。

正月で家族が集合した時の撮影中だったので、皆さん晴れ着姿。バックの家が昭和の雰囲気をかもし出す)

ドラマの舞台は、バブル前の1980年頃の東京。リストラされて家出し女のところに転がり込む父(蟹江敬三)、そんな父の代わりに一家を守ろうと奮闘する生真面目で不器用な二女・桃子(松下奈緒)。夫に裏切られたショックで過食症になる母(竹下景子)、幸せだったはずが夫の不倫に悩む姉(井川遥)、優秀な姉たちにコンプレックスを抱えつつ玉の輿の結婚を狙う妹(臼田あさ美)、尊敬していた父親に裏切られた上に就職活動がうまくいかない弟の長男(瀬戸康史)。

家族のそれぞれの悩みが、胡桃の中にある「胡桃の部屋」のように、一つ一つ明らかになっていく……。

家族の幸せのためにひたむきに奮闘する主人公を軸に、向田作品らしいユーモアや毒を交えつつ、現代に通じる辛口のホームドラマとして描いているという。

松下奈緒も緊張の面持ち

(松下奈緒も緊張の面持ち)

NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」以来となるNHKドラマの主人公を演じる松下奈緒は、「みんなが悲惨な状況の中でそれでも一生懸命頑張って生きていかなければいけないというところを、今のこんな時代だからこそ、見てほしい。改めて家族の大切さ、幸せとは何かということを考えてもらいたい」と訴え、6回のドラマの中で変わっていく家族の魅力をアピール。

演じる桃子については、「もうちょっと肩の力を抜いてもいいんじゃないか?」とも思っていたそうだ。女性の中の強さや弱さを描く向田さんの世界観が好きだったということなので、ゲゲゲの女房とはまた違った女性像が楽しみだ。

原作にはないキャラクターを演じる井川遥

(原作にはないキャラクターを演じる井川遥)

子どものときから向田作品の大ファンだったので、出演できて本当にうれしい、という井川遥。

「近くて遠くて、肉親しかわからないことをのぞいているような感じが楽しい」「家族だからこそ本音がぶつかりあって、クスッと笑えるシーンもいろいろある」と、原作にはない役を楽しみながら演じているようだ。

演じるキャラクターそのままのような雰囲気の臼田あさ美

(演じるキャラクターそのままのような雰囲気の臼田あさ美)

「二人の姉に甘える、奔放で自由な妹役を演じ切りたい。」と取材会場を笑いで和ませてくれた臼田あさ美。

「大丈夫、私が何とかするから」という姉・桃子の言葉が頼りになって、家族ってこういうものだなと改めて感じたということだ。「それぞれの人生・葛藤・戦いがあるが、どこかで家族それぞれをを思っているところが魅力的」と、ドラマで描かれる家族の見どころも語ってくれた。

実生活でもドラマでも女性に囲まれている(?)瀬戸康史

(実生活でもドラマでも女性に囲まれている(?)瀬戸康史)

NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』には森蘭丸役で出演。今回は父親が出て行ってしまい、姉妹と母親の中に男一人になってしまうという、女性に囲まれる長男役を演じる瀬戸康史。

実生活でも妹2人がいる長男、という今回の役とは似たような家族構成ということで、役の気持ちが実感できるようだ。

家族がなかなかに悲惨な状態になる今回のドラマだが、「家族がバラバラになっていしまう中での、ちょっとした小さな幸せに目を向けることができた。そんな明るい部分もぜひ見てほしい」ということなので、ドラマの中で成長する長男とともに数々のエピソードにも注目したい。

同世代の男性の共感を得たいという蟹江敬三

(同世代の男性の共感を得たいという蟹江敬三)

本作は脚本(篠絵里子)が面白いと語る、父親役の蟹江敬三。

「家族というのは支えあっていいものだが、時として疎ましくなることがある。なぜこんなにいい家族を捨ててしまうのかとも思うが、ちょっと共感する部分もある」と本音(?)をチラリ。

「この家族ならば、父親がクビになっても「大丈夫」といってくれそうだ」と甘えつつも、父親とは家族を支えるものだと思い込んでいたためにリストラされて(支えられなくなったため)逃げてしまう父親を演じている。

「常々、同世代の男性の共感を得られたら良いなと思っているので、今回も同世代の男性に「いいな」と思ってもらえるとうれしい」と言うが、リストラされつつ女のところに転がり込む父親といった今回の設定が同世代の男性にとって「いいな」と言えるかどうか微妙なところかも? いや、蟹江の演技で「いいな」と思ってしまうかもしれない……これは実際にドラマを見るしかないだろう。

かなり特徴的な母親役を演じる竹下景子

(かなり特徴的な母親役を演じる竹下景子)

夫に家出されて不安定になる妻を演じる竹下景子は、「いいお母さんの役が多いが、今回の大胆でしたたかさのある役に惹きつけられている」と、「ゲゲゲの女房」での松下の母親(姑)役とは違ったキャラクターを楽しんでいる様子だ。

かなり大胆に原作を脚色したドラマチックな家族の作品になっているとのことで、向田作品の持つ世界観を原作とは違った魅力で表現してくれていることだろう。

ちなみに、竹下はかつてTBSの「東芝日曜劇場」放送された「胡桃の部屋」(1989年)で桃子役を演じたことがあり、今回はその時の母親役を演じることになるわけで、時代の流れを感じる方も多いのではないだろうか。

取材時のセットを見ると、懐かしい昭和の香りに包まれており、時代背景の表現なども楽しみな作品だ。

ドラマ10向田邦子ドラマ「胡桃(くるみ)の部屋」
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/22000/83447.html

放送予定:2011年7月26日〜8月30日NHK総合毎週火曜午後10時〜10時48分〈全6回〉

原作:向田邦子「胡桃の部屋」/脚本:篠絵里子

(DAMIAN大島)


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