ローマFWミルコ・ヴチニッチは、残留の意思がないことを改めて強調している。ユヴェントス移籍に向かって進んでいるようだ。同選手の代理人は『TuttoJuve.com』に対して、「状況は継続している。彼はローマで特殊なシーズンを過ごした。個人的なことでね。ユーヴェ? 報道が先行しているところもあるが、すべてが起こり得ることだ」とコメントした。

まだ獲得は先になりそうだが、アントニオ・コンテ監督はヴチニッチ加入を待ち望んでおり、優先順位は高い。ローマは同選手に1800万ユーロ(約21億円)の値札をつけているようだが、ユヴェントスはトレードをベースに考えている。FWアマウリやFWヴィンチェンツォ・イアクインタを差し出す可能性もあるようだ。さらに、MFクラウディオ・マルキージオの名前も浮上するかもしれない。ローマはマルキージオを大歓迎するだろう。ユヴェントスはほかの選択肢を模索することになるが、マルキージオを提示すれば取引は完了するはずだ。

さらにユヴェントスは、マドリッド行きのチケットも手配済みだ。アトレティコ・マドリーFWセルヒオ・アグエロの獲得交渉をするためである。現時点では、アグエロの代理人と継続的に接触しているようだ。ただし、マンチェスター・シティやチェルシーも獲得に動いており、獲得は簡単ではない。それでも、ユヴェントスはアグエロの獲得を今後のプロジェクトに欠かせない要素と考えているようだ。一方でマンCは、マリオ・バロテッリ、エディン・ゼコ、エマヌエル・アデバヨール、ジョーがいて、カルロス・テベスの移籍もまだ決まってはいない。ユヴェントスはアグエロ本人に対して、年俸750万ユーロ(約9億円)の5年契約を用意している。アトレティコ・マドリーに対しては、3500万ユーロ(約40億円)の移籍金を準備しているようだ。