弁護士で確実に食っていく営業法!?

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※行政書士の柴田崇裕さんによる連載、最終回です。


■弁護士で確実に食っていく営業法!?
 弁護士と言えば、少し前までは医者などと並んで高収入の職業とされていましたが、ここ最近は弁護士で食っていくことが難しい人が出てきているそうです。

 弁護士というのは基本的には自営業者ですから、自分で依頼を獲得して報酬を得ることによって稼ぐ必要があるわけですが、これができない人がいるということなんですね。

 なぜかと言えば、弁護士の人数が増えてきて弁護士が余っているからなんだそうです。そういったこともあり、日本弁護士連合会は


「これ以上弁護士を急激に増やさないでくれー」

 ということを言いだしているんです。

 ただし、日本弁護士連合会も決して「弁護士が増えすぎたから減らして」とは言いません。あくまでも「弁護士が増えすぎると弁護士の質が低下するから、弁護士を減らして」と言うわけです。

 でも普通に考えれば、弁護士になったからといって稼げる保証が無いのは当たり前で司法試験を通ったことにより保証されるのは“弁護士として最低限の法律知識があること”なんですから、営業能力が無ければ食えないのは当たり前の話です。弁護士になりさえすれば誰でも食っていける状態のほうが異常でしょう。

 弁護士になって食っていけなければ、サラリーマンになってもいいし、公務員を目指してもいいし、ラーメン屋を目指したっていいでしょう。どの業種がその人に適しているかなんてやってみなければ分からないんです。司法試験に通ったから弁護士が適職なんてことがある訳がありません。弁護士で食っていけない人は弁護士を廃業して別の道を選ぶという、他の業種では極々普通のことが弁護士業界でも早く普通のことになって欲しいと思います。

 弁護士を増やす増やさないという議論も呆れるところは多いですが、大阪弁護士会のように職域が重なる部分のある司法書士や行政書士などの他士業に圧力をかけることまでするのは明らかに筋違いです。


●これで食っていける!?

 僕は行政書士ですが、弁護士が簡単に食っていける営業法を紹介しましょう。

 その方法は簡単です。

 行政書士・司法書士・税理士などの他士業者と仲良くしましょう。

 これだけです。

 一般の人はこれを見て「たったこれだけ!?」と思われるかもしれません。でもこれって弁護士さんは意外とできません。

 行政書士や司法書士は弁護士業務と一部重なる部分がありますが、その重なる部分を超えた場合は弁護士業務になってしまうので、信頼できる弁護士に仕事をお願いしたいと思っているんです。

 税理士や社会保険労務士などの主に企業に関わる士業者も会社で起こる色々なトラブルを安心して任すことができる弁護士を必要としているんです。

 ですが、弁護士はこういった他士業の事務所に対して営業をすることはほとんどありません。弁護士になったら近所の他士業の事務所に挨拶に廻ったり、営業の手紙などを送って行政書士や司法書士とどんどん交流すればいいのにしません。

 こんな簡単な営業法ですが、注意点があります。

 それは…

 「俺は弁護士だ! 行政書士に頭を下げられるか!」

 というおかしなプライドは捨ててくださいね。偉そうな弁護士より、気軽に接することができる弁護士に仕事をお願いしたいというのは当たり前のことです。これも一般人からしたら「そんなの簡単でしょ!?」と思われるでしょうが、これも弁護士にとっては簡単なことではないんです。

 弁護士さんたちにはよくよく考えてもらいたいのですが、行政書士や司法書士などの他士業というのは弁護士業務を奪う敵ではなく、弁護士業務が発生する根っことなることが多いんです。行政書士などを敵対視するのではなくて利用してやってはどうでしょうか?

 行政書士・司法書士・弁護士を医療業界に例えると、

 行政書士は薬を出したり、簡単な診断はできても治療はできません。

 司法書士は重い病気や怪我での手術をすることができません。

 高度な治療をしたり、手術をしたりするのは弁護士の仕事です。

 日本弁護士連合会や、各地の弁護士会が行政書士を敵対視したり、仲間の弁護士が増えないように主張したりすることは利権団体という側面があることも考えたらしょうがないかもしれません。でも個々の弁護士たちはそんなことよりも、現状どうすれば依頼者のお役に立てるか、弁護士業という事業を成功させられるかを考えていってはどうでしょうか?

 ここまでの連載で僕は弁護士を批判してきましたが、弁護士は必ず必要な人たちなんです。弁護士がいなければ助からない人たち、困っている人は多くいます。

 弁護士の皆さんからすればこれまでの僕の主張には異論・反論は当然あるでしょう。依頼者のお役に立ちたいという思いは行政書士も弁護士も同じはずです。敵対視することだけではなく、どうしたら行政書士と共存できるのかも考えてもらえたら嬉しいです。

 僕と大阪弁護士会の闘いはまだまだ続きますが、ここまで連載にお付き合い頂きありがとうございました。

(連載ここまで)

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