組織のリーダーに求められることは、その組織を引っ張ることだけではありません。部下たち、社長ならば従業員たちのモチベーションを上げ、それぞれの能力を引き出すことができる環境を提供することが大切です。

 組織を成長させていく上では、従業員たちの成長が必要不可欠です。その一方で、リーダーの行動次第によっては、従業員たちの成長を妨げてしまい、彼らがなりたい自分になれなくなってしまう道も教えてくれます。

 米国のコンサルタント会社、ワイスマン・グループの代表取締役であるリズ・ワイスマン氏と、同グループのパートナーであるグレグ・マキューン氏は、“Multipliers : How the Best Leaders Make Everyone Smarter(マルチプライヤー〜優れたリーダーはいかにして周りの人間の能力を高めるか〜)”有料Podcast番組「エグゼクティブ・ブックサマリー」にて邦訳要約版を配信中)で、従業員からより多くの努力、エネルギーそして成果を引き出すことができ、新しい企業論理を促すことができる「マルチサプライヤー」とはどのような人物なのか、そして「マルチサプライヤー」になるための方法をつづっています。

 例えば、「マルチサプライヤー」はチームの能力を大幅にのばすため、「チャンレジャー」にならなければいけません。この「チャレンジャー」はチームが限界を乗り越える方法を知っています。そして、向かってくる困難なタスクに対応するために、従業員を立ち上がらせる機会を探し、以下の3つを実践するのです。

1、チャンスの種をまく
 チャレンジャーは、従業員に何をすべか言うのではなく、そのプロジェクトに対する興味かきたてます。そして、問題点について語るのではなく、従業員たちとともにチャンスを探すのです。

2、チャレンジさせる
 チャレンジャーは、従業員に「挑戦する気持ち」をわかせます。その挑戦の結果、従業員には自分たちが素晴らしい仕事を成し遂げられる力があると自覚します。

3、信じる気持ちを生み出す
 「マルチプライヤー」は、従業員たちに、“課題に対応する能力をのばす方法を見つけることができる”と信じさせてあげます。そして、「チャレンジャー」は、従業員にその方法のプランを共作させるようにします。これが仲間意識を築かせるのです。

 限界を超えると、人は一回り成長し、それが能力の開花につながっていきます。
 マルチサプライヤーのチャレンジ精神は従業員に良い影響を与え、モチベーションを高めます。部下のモチベーションアップに悩んだときは、自らが「チャレンジャー」になり、組織を鼓舞する必要があるのかも知れません。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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