スポルティング・ヒホンDFホセ・アンヘルが、ルイス・エンリケ監督が就任したローマへの移籍に近づいている。ローマのワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)は、選手側と合意に至った。さらに、両クラブも400万ユーロ前後(約4億7000万円)の移籍金をベースに合意している。あとは詳細を残すのみだが、29日にも移籍が実現するかもしれない。ローマはヒホンからの最終返答を待っている。

一方で、サバティーニSDはGK探しにも動いており、アヤックスGKマールテン・ステケレンブルフの獲得に関して、アヤックスの幹部と会談するだろう。なお、ユヴェントスが関心を抱いているFWミルコ・ヴチニッチについて、ローマは移籍金を約1800万ユーロ(約21億円)とし、トレード要員は受けつけないことを決めたようだ。

ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、パレルモMFハビエル・パストーレを狙っている。特に、会長が認めるならミラン移籍の用意があるとMFマレク・ハムシクが述べたことを受けてのものだ。一方、デ・ラウレンティス会長が1億ユーロ以下では売らないと明言したFWエディンソン・カバーニについては、マンチェスター・ユナイテッドが再び獲得に動いているという。だが、現時点では具体的なものではないようだ。

FWダヴィド・トレゼゲの代理人であるアントニオ・カリエンド氏は、イタリア『ラジオCRC』のインタビューで、「トレゼゲはナポリ移籍を望んでいる。あと大事なのは、(ナポリのリッカルド・)ビゴンSDの意欲だ」とコメント。次のように続けている。

「トレゼゲがナポリのユニフォームを着る可能性があるかを理解すべく、数日のうちにはっきりとしたことがあるだろう。もちろん、ビゴンにも会うよ。でも今はまったく予想できない。ポールポジションにいるのはナポリであり、それは十分に確実なこととして言える。すべてのチームがチャンピオンズリーグを戦うわけではないしね。トレゼゲクラスの選手にとって、この大会は大きな魅力だ」

トウェンテへのレンタル移籍からミランへ復帰していたDFオグチ・オニェウが、スポルティング・リスボンへ完全移籍した。スポルティングが3年契約を発表している。オニェウは2009年にミランに加入したものの、出場は1試合に終わった。ミランとの契約は1年間残っていたが、オニェウはフリーでスポルティングに加入。スポルティングのカルロス・フレイタスSDは「ミランとの関係は非常に良好で、幸いにも簡単に合意できた。スポルティングは何も払わなくてよい」と話している。