フレッシュな旅:04 Organic Beauty オーガニック・コスメ事情と、ビューティインタビュー

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最先端のオーガニック・コスメはマーケットで発掘する

食の世界だけでなく、美の世界でもナチュラル志向が強いオーストラリア。消費者の厳しい目と、オーガニック先進国ならではの高い基準をクリアした、良質コスメ激戦地なのはご存知の通り。世界的に有名なブランドからお気に入りを探すのもいいが、新しいコスメを発掘したいなら、狙い目なのがオーガニック・マーケットだ。オーストラリア産オーガニック・コスメを販売する店も多い。生産者自らが素材にこだわって創り上げたコスメを販売する店も多く、日本未輸入のブランドがいっぱい。メーカーのオーナー自身が商品説明をしてくれたり、使い方のコツを解説しながらテスターをすすめてくれたり、サンプルをくれたりするので、見て回るだけでも楽しくなる。

  • (写真右)インド人オーナーが、故郷の知恵を取り入れて開発したというlariese。 (写真左)フェイシャルからボディケア商品まで、豊富なラインナップにどれを買おうか迷ってしまうほど。

編集部がみつけたおすすめコスメの筆頭は、インドの知恵が息づいた「lariese」。化学品に過敏に反応してしまう娘のために、父と母が手作りで築き上げたファミリー・ブランドで、素材の安全性とともに、フェアトレードや環境も意識。肌馴染み抜群のモロッコアルガンオイルをはじめとするオイル製品、オーガニック素材だけで作られたのにすっきりとメイクをおとすフェイシャル・クリーム・クレンザーほか、指先から髪の毛まで、全身のケア製品が揃う(French Forest Organic Markets他、サイトから通販も可能)。

  • (写真右)ヘンプオイルで作ったクリームは、肌馴染みが良い。アボカド、ローズゼラニウム、パチュリなどと組み合わせたフェイシャルクリームが人気。 (写真左)お土産に、ヘンプオイル入りのナチュラルな香りのソープはいかが? すべて自然素材でハンドメイド。

防虫効果を持ち、肌にも優しく、有害な化学肥料を使わずに育てることができるヘンプ(麻の一種)を使った衣料品も扱う「hemp gallery」では、ヘンプ・シード・オイルを使ったハンドメイド・ソープやヘア&スキンケア製品も販売。ビタミン、ミネラルを豊富に含んだオイルが、肌をふっくら柔らかく整えてくれる。(Kings Cross Market等で購入可能)

世界で始めて国際的にオーガニック・コスメ認定された「miessence」では、食べられるほど安全な素材を用い、肌の健康に効果的に働きかける最高の製品だけを生産。基礎化粧品だけでなく、ファンデーション、リップバーム、マスカラ、シマークリームまでもオーガニックにこだわっている(Leichhardt Orange Grove Organic Market他、サイトから通販も可能)。

マーケットでみつけたオーガニック・コスメ、miessence。

いずれも厳選素材を使った、肌にも心にも地球にも優しく、それでいて効果を実感できるものばかり。オーガニック・ビューティを目指すなら、ぜひオーストラリアで良質コスメに出会って。

植物の力と研究から生まれた
本格的ナチュラルコスメ「カルパティ」

  • 最高品質のオーガニック・コスメを一人でも多くの人に、と語るKarpatiの創設者のエヴァ・カルパティさん。

「女性なら、毎日平均して500から900もの化学物質に触れているのよ」。
こんな衝撃的な事実を教えてくれたのが、シドニーのセレブリティたちから絶大な信頼を得ているエヴァ・カルパティ。美容、スキンケア、トリートメント術などについて、ハンガリー、フランス、アメリカなどで学び、1990年にシドニーのダブルベイにスキンケア・クリニックをオープンして以来、業界の第一線で活躍し続けている女性だ。

エヴァさんは美容への関心が非常に高いヨーロッパはハンガリー生まれ。
「ハンガリーでは、14歳ぐらいになると、娘たちは母親にビューティサロンを紹介され、美への手ほどきを受けるんです。そんな文化的背景も手伝い、若くして美に強い関心を抱きました。美しさの基本であるスキンヘルスに興味を持ったことで、体の内外から美を磨くことを追求し始めたんです」

クリニックをオープンするとすぐに、彼女が持つ深い美容知識と、高い技術が話題となり、メディアにも多く登場するように。多くの女性の悩みに触れるうち、女性たちを幸せにしつつも、体にも優しいコスメを研究・開発したいという強い信念と使命感を持つようになったという。

「私が研究を始めたころ、ほとんどの化粧品に石油由来の原料が使われていました。スキンケア、スキンヘルスについて学んだ経験とそこで得た知識から、化学的な原料がどれほど肌、体にダメージを与えるかを知っていましたから、どうにかして安全なものを作りたかったんです。

そして、毎日数百もの化学物質を取り込むという、その悪習慣について一人でも多くの女性に認識してもらい、断ち切ってもらわなくてはと考えました。体はスポンジのように化学物質を取り込んでしまいます。その事実は、子供へ、次世代への影響を考えると、とても恐ろしいことなんです」

(写真左)お嬢さんのために開発したヘアケアラインもお勧め。地球に優しいのはもちろん、洗いあがりがとてもしなやかで髪にも優しい。クセになりそうな使い心地。(写真右)ダブルベイにあるサロン、KARPATI medispa。エヴァさんが開発に情熱を注ぐスキンケアライン「BIO INTELLIGENT」の製品を使ったフェイシャルが受けられる(A$95〜)。 

  • 肌の結合細胞内にあるコラーゲン、エラスチンの統合に欠かせないシリカ。容器内ではパウダー上だが、手に取り摩擦を加えると、クリーム状になる。

安全に美を追求する。そんな当たり前のことができるようになるためには、一人ひとりの目覚めが必要となるとエヴァさん。「そのためには、自分の目で、良いものと悪いものを判断する能力を持たなくてはなりません。残念ながら、今、世界中の多くの女性は、その能力をもたず、市場に出回っているものに対し、疑問を抱くことすらしません。ですから私は、安全できちんと機能を持つコスメを通して、啓蒙活動を行っているんです」

そのためにも、エヴァさんは、製品に高い機能性がない限り発売をしない。また、価格を抑えることにも重きを置いているという。「手に取りやすい価格にすることで、体験してもらいやすくなり、違い、効果を感じてもらえる。それを機に、体や地球に悪い製品を買わなくなる人が増えれば、悪い製品を作らせないという流れを生むことに繋がると思いますから」

髪質に悩む娘さんのために創り上げたヘアケアライン、最も情熱を注いできたというプロ用のプロダクツバイオ・インテリジェントラインなど、すべての製品に共通するのは、ナチュラル、セーフ、エフェクティブというポリシー。「日々の生活の中で、自分が使うものを選ぶ際により良い判断をしてもらうため、同世代を啓蒙していくのが私のミッションだと思っています。より健康的なライフスタイルを実現しつつ、ベストな美しさを追及することは可能だということを、ぜひ知っていただきたいですね」

エヴァさんは、2児の母でもあるエイジレス美女。著名人からの信頼も厚いカリスマ・エステティシャンでもある。

INFO:
カルパティ・メディスパ KARPATI Medispa 
17 Bay Street, Double Bay, NSW 2028
Tel:+61 2 9363 2395

空気も浄化し、人生をライトアップする
最高級の天然蜜蝋キャンドル

  • 情熱的に、蜜蝋や蜂蜜について説明してくれる、オーナーのケイトさん。

部屋のインテリアとして、ヒーリングアイテムとして、灯りの演出として、多くの女性が魅了されているキャンドル。オーストラリアでは、キャンドルにもオーガニックを意識したものが注目されている。今、日本で最も多く見られる蝋燭は、石油由来のパラフィンを主原料としているもの。驚くほど安く入手できるのは、そのためだ。粗悪なものをうっかり手にすると、癒しどころか、黒い煙や煤、嫌な匂いが発生してしまい、ストレスになることもある。そんな蝋燭と対極にあるのが、ビーズワックス(蜜蝋)・キャンドルだ。

そこで、今シドニーで話題のビーズワックス・キャンドルのブランド「Queen B」のケイト・バートンさんを訪ねた。市内から車で30分ほどのブルックスヴェイルに位置するアトリエに到着すると、とびきりのビッグ・スマイルで迎えてくれたケイトさん。さっそく蜜蝋へのこだわりを伺った。そこで、今シドニーで話題のビーズワックス・キャンドルのブランド「Queen B」のケイト・バートンさんを訪ねた。市内から車で30分ほどのブルックスヴェイルに位置するアトリエに到着すると、とびきりのビッグ・スマイルで迎えてくれたケイトさん。さっそく蜜蝋へのこだわりを伺った。

  • 蜜蝋シートを巻いたキャンドル。蜜蜂たちの愛と情熱が、ここにぎっしりと凝縮されている。

「ビーワックスとは、蜂の巣を作っている貴重な天然素材。蜜蜂が体内で蜜から作った物質が元になっています。蜂蜜農家が、蜜を採った後の巣から不純物を取り除き、蜜蝋に精製。安全で肌に良い成分も含まれているため、コスメにも使用されますが、Queen Bのキャンドルには、最もクリーンな部分から採取された最高級のものだけを使っています。だから、原価で、石油由来のパラフィンの50倍もするんです。液状のワックスは美しい黄金色をしていますから、"リキッド・ゴールド"とも呼ばれているんですよ」

天然素材ならではの柔らかい香りを漂わせるビーズワックスは、燃焼時にも有毒物質を発生させることがなく、カーボンニュートラルで環境に優しい。そればかりか、マイナスイオンの働きで、空気中のホコリを取り除き、空気を浄化してくれることでも注目を集めている。アレルギーを持つ人、子供を育てている家庭、シックハウスで悩む人々の強い味方ともなっているのだ。この素晴らしいキャンドルをもっと広めたいと、元弁護士だったケイトさんが、このビジネスに本格的に乗り出して10年。趣味で始めたキャンドル作りが、はじめは友人の間で評判となり、マーケットでも人気を集めるようになったことで会社を設立したという。

「弁護士だった頃とは、収入に大きな違いがありますね(笑)。だから、原材料の調達から、デザイン、パッケージングも、商品写真の撮影も、何でも自分でやるんです。とても大変よ! でも、この仕事は本当に素晴らしい。養蜂農家の支援にもなっているし、東日本大震災のチャリティイベントでも、シドニー、そして日本において、このキャンドルが役に立ったわ。今は、以前とは全く違った幸せを感じていますね。だって、キャンドルは、文字通り誰かの人生をライトアップできるもの。それを皆さんに提供できるなんて、本当にスペシャルな仕事だと思っているわ」

Queen Bのアトリエでは、キャンドル作りを間近に見られたり、キャンドル関連グッズ、蜂蜜なども購入できたりするので、ぜひ気軽に立ち寄ってみて。

素材集めから、デザイン、制作、会社の経営まで、すべてを取り仕切るケイトさん。

INFO:
クィーン・ビー Queen B 
Unit 6/84A Old Pittwater Road, Brookvale, NSW 2100
Tel:+61 2 9905 1188

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