【連載】Interian Color――色を活用しないともったいない!(社)日本パーソナルカラリスト協会 渡部尚子氏

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突然ですが、お酒はお好きですか?
見かけから「イケる口でしょ」とよく言われるのですが、実を申しますと私は下戸、お酒が飲めません。以前、ある知人から「おいしいのに、もったいない!人生、損しているね」と言われたことがあります。本人はあまり感じないのですが、でもそうなのかもしれません。このほかにも知っていると得すること、知らないともったいないこと、ありますよね。

色彩の知識もまさにそれです。どんなものにもついている色は、その使い方によって、高価なものに見えたり、優しくなったり、なんとなく落ち着かないものになったりします。
色の使い方次第で、そのものが良くもなり悪くもなります。色の力を活用しないともったいない!のです。
色にはイメージがあります。「赤」といえば、情熱、愛情、力強さ、躍動。「青」といえば冷静、静寂、誠実、希望。「黄」ならば明朗、軽快、陽気、高揚。もちろん、すべての人が同じように感じるわけではありませんが、その色を見ると、さまざまなメッセージが伝わります。
色の組み合わせでも伝わるものがあります。たとえば、部屋全体を上品で優雅な、「エレガント」のイメージでまとめる場合は、薄い色、優しい色、濁りのない色で青、紫、ピンク、赤などを選びます。全体に穏やかな雰囲気となり、優しい空間が生まれます。もちろん、家具や小物のフォルムもそのイメージに合ったものを選ぶ必要がありますが、イメージを作るのには色も重要な要素のひとつです。気取りのない「カジュアル」なイメージのファッションを考える場合では、明るい色、鮮やかな色、濁りのない色で赤、オレンジ、黄、黄緑、それに黄みを感じる緑や青など、カラフルに色をたくさん使って装えば、活動的で親しみやすさが感じられます。色はそれ一色で見ることはほとんどありません。ほとんどの場合、隣りにあるものの色と一緒に見ることになります。そのため、色と色との組み合わせ、配色はとても重要な意味があります。

今年の夏は節電の影響で、暑い夏になりそうです。こんなときは仕事帰りのビールがたまらなくおいしいそうですね。私はウーロン茶で納涼会に参加したいと思います。