6月1日、主要企業が2012年春入社の採用選考活動を開始した。例年は4月に始まる就職活動だが、東日本大震災の発生で多くの大企業が延期、今年は6月下旬から7月にかけて内定が出る見通しだ。

 今春卒業した大学生の就職率が過去最低を記録するなど、大学生にとっては厳しい雇用情勢が続くが、人気企業に入社できた学生たちももちろんいる。そんな彼らは、果たして自分の会社に満足しているのだろうか? 常に、就職先人気企業ランキングで上位に名を連ねる企業の20代男子社員に本音を聞いてみた。

●三菱商事・25歳
「不満は自分の能力が仕事に追いついていないことぐらい。やりがいはあるし、ここで頑張りたい。合コン受けもいい(笑)。学生の頃は、社会人になったらあまり遊べなくなるのかなと不安だったが、実際はそんなことなかった。何股もかけている先輩もチラホラ。ほかの業種で働く自分の姿は想像できないし、同業他社がいいと感じることもあまりない」

●JR東日本・27歳
「給料は安いが、残業はほとんどなく、あってもしっかり手当がつく。年功序列で給料が上がる公務員みたいな仕事。成果主義? 何それって感じ。そういう会社だとわかって就職したし、このご時世にこれだけ安定した職場にいられるのはラッキー」

●ソニー・27歳
「不満があるとすれば、忙しさくらい。仕事はすこぶる楽しい。昔からソニー製品が大好きで、やりがいを感じている。ほかの会社への憧れはない。会社の将来は決して明るくないが、差し迫って経営的に問題があるわけではない。ピンチのときに自分がソニーを支えられるようになりたい」

 もちろん中には、「憧れていた会社なのに実態は違う」という社員もいるだろう。だが、誰もが知っている大手企業に就職できた20代は、やはり自分が「勝ち組」だという意識を持っている模様だ。