バイエルン指揮官が愛弟子の獲得を要請…宇佐美を待ち構える激しいポジション争い

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 バイエルンへのレンタル移籍が発表されたG大阪MFの宇佐美貴史。7月13日の神戸戦を最後にドイツへ渡ることが決まっているが、同ポジションにはオランダ代表MFのアルイェン・ロッベンやフランス代表MFフランク・リベリー、ドイツ代表MFトーマス・ミュラーらがおり、世界トップクラスの選手たちとの激しいポジション争いが待っている。

 そして、バイエルンはさらに中盤の補強を進めているようで、ドイツ誌『ビルト』は、指揮官のユップ・ハインケスがレヴァークーゼンに所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルの獲得を要請していると伝えている。

 昨シーズンまでレヴァークーゼンを率いていたハインケスは、テクニックや機動力に優れ、サイドバックやボランチ、サイドハーフ、トップ下など、複数のポジションをこなす愛弟子をチームに引き入れたい意向のようだ。この移籍が実現すれば、中盤のポジション争いがさらに激化することは間違いない。

 クリスティアン・ネルリンガーSD(スポーツ・ディレクター)は、「宇佐美は若く、才能あふれたプレーヤーで、我々は長い間彼を視察してきた」と宇佐美を高く評価しているが、バイエルンでは過酷なポシション争いが宇佐美を待ち構えているようだ。

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