コミュニケーションや自己表現、会話を可能に声を失った障がい者に代わり、テキストを音声で出力する無料アプリケーションソフト「Verbally」が注目されている。今年3月、iTunesでリリースされてから2万回以上ダウンロードされているこのアプリケーションは、開発者が母親を筋萎縮性側索硬化症で亡くしたことがきっかけで生まれたものであった。

操作性も障がい者への配慮が随所にこのアプリケーションは画面にキーボードが表示されていて、どんな言葉や文でもタイプできるよう設計されており、ユーザーがその機能を使ってテキストを入力すると音声が出力される仕組みになっている。

およそ50語の基本単語を表示したり、日常生活でよく使用される語句や自動予測変換機能、男女別の音声を選択できるといった親切機能も盛り込まれている。

また、キーボードのレイアウトもカスタム化することで、打つ作業量を最少に抑えることも可能にした。使いやすさとスピードと選択の幅を最大化することが、設計の基本方針であるという。

斬新な発想とアイデアが次世代ソフト開発のカギか大企業が販売しているタッチスクリーンのソフトは値段も高く、注文しても1か月以上待たなければならない。進行性の病気を抱える患者にとって、この待ち時間はあまりにも長すぎる。無料で使いやすいソフトの提供により、障がい者に多大な貢献をしたといえる。

このように「こんなソフトがあったらいいな」という発想が新たなアイデアを生み出し、社会的にも大きな影響を与えたことは、未来の起業家予備軍に、よりより影響をもたらすのではないだろうか。

▼外部リンク

Verbally for iPad〜Intuary〜

iTunes apple com〜verbally〜

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