「都会の避難所」都市型サバイバルウエアFINAL HOMEが原宿にオープン

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 A-net.Inc.(エイ・ネット)が運営する都市型サバイバルウエアブランド「FINAL HOME(ファイナルホーム)」の直営店が、4月に原宿へ移転オープンした。デザイナー津村耕佑氏によるショップコンセプトは「都会の避難所」。これを記念して6月21日、同店を一夜限りのキャンプ地に変えてパーティーが開催された。

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 「FINAL HOME」は、約10年間営業していた代官山の直営店を、2011年4月に原宿へ移転した。津村氏の「商品を売るだけではない、乾いた心を満たす場所」という考えによる「都会の避難所」をコンセプトに、メンズ・ウィメンズ・キッズのウェアや雑貨が揃う。最も象徴的な服は、ブランドスタートの元となったコート「FINAL HOME」。津村氏の「災害や戦争、失業などで家をなくしてしまった時、どんな服を提案できるか、またその服は平和な時にはどんな姿をしているのか」という問いが形になり、「究極の家」という意味が込められた。ポケットに新聞紙を詰めれば防寒着に、あらかじめ非常食や医療キットを入れ災害時に着れば非難着になるなど、個人の用途に適応できる服をコンセプトとしている。

 「サバイバル」というブランドコンセプトは津村氏が長年追求してきたキーワードで、「都会の避難所」というショップコンセプトも東日本大震災以前からの考え。「偶然とはいえ(現状と)合致していた」という津村氏は、震災後に自ら被災地へ「FINAL HOME」や支援物資を届けたという。「日本にいれば必ず非常時がやってくると身構えていたが、被災地の現状は悲惨だった。自然の威力を目の当たりにし、置き去りにされた人間の意識がノスタルジーの方向へ向かっているのを感じた。」と話し、新ショップについて「身体心理的なダメージや日々の慌ただしさから距離を置き、大切な物を見つめ直す場所として機能していきたい」と、気持ちを新たにした。今後も「FINAL HOME」をベースとし、「ファッションや服に留まらず、インテリアやプロダクトなどあらゆる範囲に広げて行きたい」と目標を掲げている。

 「FINAL HOME 原宿店」では、光が無くても飛べる象徴として「コウモリ」をモチーフにデザインされたライト「BAT LIGHT」(税込2,940円)や「BAT Tシャツ」(税込2,940円)を、オープン記念アイテムとして販売中。6月21日に行われた一夜限りのパーティーでは、津村氏自らが会場ディレクションを手がけた。都会に自然を出現させ、「キャンプ」という非日常を、草や花々、木の実に見立てたパンなどでファンタジックに表現。多くの来場客で賑わった。

■FINAL HOME 原宿店
 住所:東京都渋谷区神宮前6-4-2 Tel & Fax (03) 3499-2050
 営業時間:11:00~19:00
 定休日:毎週火曜日(祝日の場合は営業)
 www.finalhome.com