就職内定率が53.4%となり、前年同期に近づいていることが分かった。就職情報会社のディスコ(東京都文京区、夏井丈俊社長)が、2012年3月卒業予定の大学生モニター(現大学4年生、理系は修士2年生を含む)を対象に実施した就職活動に関する意識調査の結果をまとめた。

 6月1日現在の学生モニターの内定率は53.4%と、先月調査(5月1日現在)から18.2ポイント上昇し前年同期に近づいている。

 前年同期との比較では、先月調査でその差が12.6ポイントあったのに対し、今回の調査では、前年同期比で6.3ポイント下回った状態ではあるが、差はほぼ半分に縮小している。特に文系はほぼ前年並みの水準に戻している。

 同社では、「毎年4月に多くの内定者を出す銀行、保険、証券といった大手金融機関が、今年は東日本大震災の被災地への配慮から5月へと選考時期をずらした結果がそのまま表れている。一方で、同じく全国規模で採用を行う大手メーカーでは6月に選考を開始する例が多いため、現時点での理系の内定率は前年を大きく下回っている。緊急企業調査では92.2%が『当初の計画通りの採用数』と回答しており、7月の内定率は前年(68.7%)並みに追いつくことも予想される」と分析している。

 調査は、6月1日〜6月8日の期間、同社と日経HRが運営する「日経就職ナビ2012」の 学生モニター2,000人を対象にインターネットで調査を実施した。回答数は、1,072人(文系男子368人、文系女子291人、理系男子294人、理系女子119人)だった。

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