18日の広島カープ戦では、4安打2ホームランで5打点という大暴れを見せたのが、北海道日本ハムファイターズ・中田翔だ。

4番を任されることも多くなり、得点圏打率は(18日現在)3割8分を誇る“大砲”中田だが、プロ野球解説者・野村克也氏は、どうしても納得できない点があるという。

TBS「S1」番組内「ノムさんのボヤキ部屋」コーナーに登場した野村氏は、「今日、ちょっと言いたいんだけど、キツくは言いたくないんだけど、中田のバッティング」と切り出すや、「いやー、ノンステップで打ってますよね。メジャーリーグでも日本でも、100年あるいは日本では70数年の歴史があってノンステップの強打者っていないのよ。理にかなってないってことだと思うんだけど、どうもあれが気になる」と、その理由を語る。

また、「長くやって貰いたい。本当に大変な逸材だからね。そういう意味では構え。なんだかおかしな構えでしょ? 納得できないんだ、俺は」と続ける野村氏。「なんで基本って大事か? 基(もと)の本(もと)って書くのよ。基本っていうのをしっかり考えて、自分のものを作っていかないと。結果主義の世界だから、結果出すにはどんなプロセスを歩むのも自由だけど、基本に即した構えと打ち方をしてほしいなという、ただ、僕の意見ですけど」と持論を展開しつつ、中田の髪型について訊かれると「(髭を指して)あれは、やれやれと思いますけど」とボヤくのだった。