羽賀研二裁判の影で有罪とされたボクシング元世界王者の転落人生

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 未公開株譲渡をめぐり、知人男性から3億7000万円をだまし取ったとして詐欺罪などに問われたタレント羽賀研二被告(本名:當真美喜男=49)の控訴審判決が、6月17日、大阪高裁であり、古川博裁判長は一審大阪地裁の無罪判決を破棄し、懲役6年(求刑懲役8年)の逆転実刑判決を言い渡した。

 羽賀被告は01年に原告男性に未公開株を元値(1株40万円)の3倍に当たる1株120万円で売るなどした。一審では羽賀被告の知人の元歯科医が、「原告男性は元値を知っていた」との証言をしたことなどから無罪判決が出ていた。だが、その後、元歯科医の証言自体の信用性が低くなり、「元値を知らなかった」と主張する原告男性の証言の信用性が重視され、逆転有罪となった。

 この事件には、ボクシング元WBA&WBC世界スーパーフライ級王者の渡辺二郎被告(56)も関与。羽賀被告が原告男性からカネをだまし取った後、その会社は上場せずに倒産。原告男性は約4億円を請求したが、羽賀被告は渡辺被告らと共謀し、06年6月に原告男性を脅して、1000万円で債権を放棄するよう迫った。渡辺被告は恐喝未遂の共犯とされ、一審では無罪だったが、今回は一転して懲役2年(求刑懲役4年)の実刑を言い渡された。

 渡辺被告は現役時代、WBA王座を6度防衛した後、WBC王座との統一戦を画策。WBA王座ははく奪されたが、試合には勝って事実上両王座を統一。その後、WBC王座を4度防衛した。通算10回の世界王座防衛記録は長谷川穂積と並び、具志堅用高の13に次ぐ偉業で、その実績は日本ボクシング界にさん然と輝く。

 しかし、引退後は恐喝未遂や銃刀法違反等の罪で逮捕され実刑も受け、日本ボクシング界からは事実上追放された。この裁判でも実刑処分となれば、塀の中での生活が再び待ち受けている。かつての栄光も名声も、まさに地に堕ちた恰好だ。
(落合一郎)

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