エディオンWiMAXモバイルルーター『URoad-8000EDW』を試してみた

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――外に高速回線を持ち出そう
今回レビューしたのは、『URoad-8000EDW』というポケットサイズのWiMAXモバイルルーター。本機はedion KuaLnet(エディオン クオルネット)のオリジナルモデルである。

ちなみにエディオンは「イシマル」「エイデン」「ミドリ」「デオデオ」「100満ボルト」の店舗ネットワークをもっている、売上高業界第2位の 家電専門店。エディオン クオルネットはエディオンの提供するワイヤレス通信サービスというわけである。

さて『URoad-8000EDW』があるといったい何ができるのだろうか?実はこれが一台あるだけで、外に高速インターネットの無線LAN環境をまるまる持ち出せてしまうというわけなのである。

最大で10台までの端末が接続可能なので、ノートパソコンやアンドロイド携帯やiPhoneをWi-Fi接続しつつ、友達のノートパソコンに回線をシェアすることができてしまう。

サイズは91mm×57mm、重さも98gとかなり小さく軽い。iPhoneをひとまわりほど小さくした大きさなので、バッグの中に入れておこうがポケットにしまおうが、全く気にならないサイズだ。

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特筆すべきはその駆動時間。『URoad-8000EDW』は連続使用でも約9時間の駆動が可能となっているという。外出先でバッテリー消費を気にしながら使うという心配は、ほぼ不要となっている模様だ。

ちなみに今回、エディオンではかなり得なセールを実施しているので、それについても後述したい。
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――実際に使ってみる
それでは実際に『URoad-8000EDW』を街へ持ち出し、実際の使い勝手を試してみることにしよう。
今回は『iPod touch』とノートパソコンを携え、新宿を中心に散策してみることにした。

『URoad-8000EDW』のインターフェースは電源ボタンとLEDランプによるインジケーターのみ。なので、あらかじめ接続設定だけしておけば電源を入れるだけで使用可能だ。
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電源ボタン長押しで起動後、およそ30秒ほどでWiMAX回線に接続される。一番右上の「W」ランプの色によって、WiMAXとの接続状況が判別できる(緑=強、オレンジ=中、レッド=弱、レッド点滅=圏外)。

『iPhone』よろしく、『iPod touch』を使って外でネットのブラウジングやTwitterができるというのはなかなかに快適。しかも速い。後程詳しく述べるが、モバイル環境で平均して3.0Mbps以上が出るというのはかなり優秀な部類に入るのではなかろうか。
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ちなみにWiMAXの規格上、下りは最大40Mbpsにまで対応しているので“ハマった”時のスピードにはまだまだ期待できる。

――電車内、建物内も試してみる
中央線に乗り、中野から新宿間の計測を行ったところ、下り受信速度は1.5Mbps〜3.7Mbpsを計測。上り送信速度については、850kbps〜2.8Mbpsという結果になった。

新宿から四谷間では、上り下りともに3.0〜3.4Mbpsと良好。トンネルに入った場合は電波の特性上、TimeOutしてしまう場面も見られたが、再接続に時間はかからなかった。

四谷から御茶ノ水間においては、499kpbs〜3.0Mbpsと受信状況に若干ムラが見られたものの、トンネル以外では受信が途切れることも無く、快適な接続環境を維持することができた。

新宿や四谷、御茶ノ水各駅構内でも特に問題は見られず、1.8Mbps〜3.6Mbpsの間で安定。新宿駅サザンテラス口付近では、下り3.7Mbps、上り5.6Mbpsという安定ぶりだった。

しかしながら、大江戸線の連絡通路ではなかなか電波を捕まえる事ができなかった。地下はどうしても苦手なのかと思いつつ、地下の喫茶店内で試してみると難なくつながった!店員さんに聞いてみたが、特にアンテナ設置を行っているということではなかったので、こういったケースも存在するようだ。
ちなみに計測値は下り2.4Mbps〜3.7Mbps、上り1.0Mbps〜3.6Mbpsと、地下とは思えない高速っぷりであった。

この喫茶店に限らず、他の店舗(富士そばなど)でも、同様の数値となった。

新宿ルミネの中では、場所によって数値にばらつきがみられた。エスカレーター付近では990kbps〜2.0Mbpsを出していたものの、奥のエレベーター付近では電波を捕まえることができなかった(残念)。

――9時間駆動は伊達じゃなかった
結局この日は、このまま『URoad-8000EDW』をつけっぱなしにしたまま、ノートパソコンと『iPod touch』を使い続けてみた。すると、きっちり9時間後にバッテリーインジケーターが赤く点滅し、バッテリー限界を知らせた。

これまでの製品がおおむね、2時間〜4時間程度の駆動だったことを考えると、バッテリーの持ちは異常と言っていいほどの進化ではないだろうか。

ちなみに『URoad-8000EDW』本体の発熱は少なく、バッグに入れてチャックを閉めておいたところ、わずかに熱を持っていた程度だった。

――セール価格を利用するのも手だ
現在、エディオン(イシマル/エイデン/ミドリ/デオデオ/100満ボルト)では7月3日までの期間限定で、お買い得セットなどのセールを行っている模様。

WiMAXパスポート1年プラン+割引A特約の組み合わせで新規契約すると、『URoad-8000EDW』が、4800円で手に入るという(ちなみに通常価格は19800円)。

また、WiMAXパスポート1年プラン+割引A特約、アシストパック1100(2年間)の加入であれば、『iPod touch 32GB』(通常価格27800円)と『URoad-8000EDW』(通常価格19800円)のセットが、4800円で手に入るという。ちなみにこちらのセットの場合、定額使い放題で4980円/月でKuaLnet WiMAXが利用可能になる。さらには3年目以降は3880円に値下げされるプランだ。

エディオンカードで月額利用料金を支払った場合には、月々の支払が210円割引となるワザもある。

安価で高速なモバイル環境に興味を検討している人は、KuaLnet WiMAXを選択肢に入れてみてはいかがだろうか?

関連リンク
公式サイト:http://www.kualnet.jp/

uroad8000

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