ヤオ・ミン選手が中国のスポーツ用品企業を提訴、損害賠償請求額に驚きも。

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中国の国民的人気スポーツ選手であり、世界的なプロバスケットボール選手である、NBAヒューストン・ロケッツ所属のヤオ・ミン(姚明)選手。彼が先日、中国企業を相手取り、肖像権侵害などで訴え話題を呼んでいる。特にその損害賠償請求額の“変わりよう”に驚く声が出ているようだ。

中国紙長江商報などによると、ヤオ選手が訴えたのは湖北省武漢市のスポーツ用品企業。訴状によれば、被告企業は2009年から“姚明一代”という名のスポーツブランドを展開し、原告の写真を製品及び広告などで無断使用するとともに、上海のプロバスケットボールチームの「指定運動商品」などとウソの宣伝も行っていたという。そのため、ヤオ選手側はこの企業に対し、不当競争や姓名権・肖像権侵害などで1,000万元(約1億2,500万円)の損害賠償と、メディアへの謝罪広告掲載を求めたというものだ。

ヤオ選手側はこの1,000万元の金額に関して、同選手のブランド力の強さ、同選手の収入の中心が商業広告である点を説明。ヤオ選手がリーボック社のイメージキャラクターを務めた際には、毎年4,500万元(約5億6,000万円)の大金が支払われており、被告企業のような無断使用はもってのほかといったところだろう。とは言え、現時点で被告企業は“姚明一代”のブランド名について「ヤオ選手個人を示すわけではない」と権利侵害を否定しており、判決が出るまでには今しばらく時間がかかりそうだ。

ヤオ選手は2003年にも、写真の無断使用を理由にコカ・コーラ社を相手取って訴訟を起こした経緯がある。その際は「お金の問題じゃない」として格安の1元しか損害賠償を求めなかったことで世間の注目を集めた。そのため、中国のネットでは、ここ8年の間に訪れたヤオ選手の“変化”に、純粋な驚きを示す声も見られるようだ。