「松坂屋銀座店」解体へ 跡地を森ビルと大規模開発

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 東京・銀座の百貨店「松坂屋銀座店」が、J.フロントリテイリングと森ビルなどが進めている銀座六丁目地区の再開発に伴って解体される見通しだ。跡地を含む同エリアには、2016年をめどに大型商業施設の開業を計画。完成すれば、銀座最大の商業施設の誕生となる。

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 J.フロントリテイリングは、傘下の大丸松坂屋百貨店が運営する「松坂屋銀座店」を含めた銀座6丁目2街区を一体開発する大規模プロジェクトに取り組んでいる。施行面積は1万平方メートル弱。グループの百貨店運営ノウハウを結集させた事業プランを推し進めるとともに、銀座に相応しいグレード感と先進性、ファッションイメージを高めたシンボルストアの構築を目指している。

 2010年6月に発足した銀座六丁目地区市街地再開発準備組合には、J.フロントリテイリングの他に森ビルなど13社が参画。同組合の計画によると、延床面積およそ14万平方メートルに及ぶ複合施設の建設案が進められており、6月末には東京都に都市計画提案書を提出。早ければ年内に決定が下り、計画が進められるという。

 「松坂屋銀座店」は、銀座初の百貨店として1924年に開業。2010年4月には、ファストファッションブランド「FOREVER 21(フォーエバー21)」が建物の一角に大型旗艦店を出店して話題を集めた。再開発に伴う取り壊しの日程や、その後の店舗継続については現時点で未定。周辺には大型百貨店や高級ブランドショップ、大型のSPAブランド店などが軒を連ねており、向かいのエリアには小松ストアーと三井不動産の共同開発による新商業ビル「(仮称)銀座コマツ計画」が進行中だ。大型施設の誕生によって、銀座エリアにおけるますますの競争激化が予想される。