ローマのワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)とルイス・エンリケ新監督は、11日もマーケットについて話し合っている。複数選手の去就(最もデリケートなのはマルコ・ボッリエッロ、ミルコ・ヴチニッチ、ジェレミー・メネス)と、補強についての相談だ。補強では、バルセロナFWボージャン・クルキッチやリバープレートMFエリック・ラメラに関する交渉が始まっている。

イタリア『スカイ・スポーツ』によれば、ローマはバルセロナとの契約が満了となるDFマルティン・モントーヤ(20)の獲得にも動いているという。また、L・エンリケ監督はバルセロナBで主役の一人だったFWジョナタン・ソリアーノ(25)の獲得も求めているそうだ。

11日のトリゴリア(練習場)には、MFダニエレ・デ・ロッシも姿を見せている。L・エンリケ新監督への歓迎のあいさつに加え、サバティーニSDと契約延長について話すためだ。L・エンリケ監督は11日中にローマを離れる予定となっている。

サバティーニSDはデ・ロッシとの会談後、『スカイ・スポーツ』を通じて、新生ローマにもデ・ロッシの名前があることを明らかにしている。同SDは、デ・ロッシが「激しいモチベーション」を持っていると見たそうだ。

一方、そのサバティーニSDが先日「問題だ」と話したボッリエッロについて、同選手の代理人であるティベリオ・カヴァッレーリ氏は「その件についてコメントはしない」と述べるにとどまった。

また、ポルトガルのメディアは、ローマがユヴェントス移籍の噂もあるポルトDFロランドの獲得に関心を抱いていると報じたが、同選手のイタリアでの代理人であるペッピーノ・ティンティ氏は、『notiziariosportivo.com』に対し、「ローマ移籍に近い? まったくそんなことはない」と否定した。なお、同氏は「ユーヴェ? チェックは続けているが、ニュースはない」ともコメントしている。

さらに『スカイ・スポーツ』によると、ローマはベレス・サレスフィエルドMFリッキー・アルバレスと交渉しているようだ。サバティーニSDのお気に入りである同選手について、ローマはすでに代理人のマルセロ・シモニアン氏と合意に至ったという。今後はベレスと交渉しなければならず、同クラブは約1000万ユーロ(約11億5000万円)を求めている。